どーも、ポンコツシステム屋さんです。
前回の【完全再現】『ミスター味っ子』味吉陽一の料理は本当においしいのか?-パイナップルチキンカレー篇- ではたくさん反響があったようで(ありがとうございます!)、店通編集部より直々に料理記事を書きなさいとオーダーが入りました。
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何かおもしろい料理はないものかといろいろ探してみましたが、50手前のおっさんに新ネタがひねり出せるわけもなく、またまたミスター味っ子からネタを拝借させてもらいました。
インパクト大!「金目鯛のココナッツ・カレー」に挑戦!
今回紹介する「金目鯛のココナッツ・カレー」は、KCコミックス版5~6巻に掲載されている「味皇料理界GPコンテスト」の第1回戦シーフードカレー対決に出てくる料理です。初期の味っ子は一対一(サシ)の対決ばかりでしたが、この回からトーナメント戦が取り入れられ、1エピソードが長期化していくというエポックなエピソードです。- 作者: 寺沢大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/03
- メディア: Kindle版
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ただし1点問題が。この料理は主人公「味吉陽一(あじよしよういち)」の作品ではなく、味皇料理会フランス料理部門の主任「下仲基之(しもなかもとゆき)」の料理です。
ライバルが作る料理なので、調理過程の描写が少なく、数ページの情報から読み取れるものは
1.金目鯛を1尾丸々使っている
2.ココナッツミルクとパクチーを使っている
くらいしか見当たりません。スピーディーに展開させていくためには仕方がないのですが、レシピとして見ていくと、前回の「パイナップルチキンカレー」に比べて全く情報が足りません。
まぁ、そこは想像力で補うこととして、さっそく調理に入りましょう。
【マンガ飯】金目鯛のココナッツ・カレーを作ります
では、さっそく調理にとりかかります。以下にレシピを掲載しましょう。金目鯛のココナッツ・カレー
《材料 2人前》
- 金目鯛 1~2尾
- タマネギ 1個半
- にんじん 1本
- トマト 1個
- アサリ 10個程度
- ハマグリ 10個程度
- シーフードミックス 適量
- 白ワイン 600ml程度
- ココナッツミルク 200ml
- パクチー 1束
- カレー粉 大さじ5~お好み
- チリパウダー 大さじ1~お好み
- ガラムマサラ 大さじ1~お好み
- ハーブミックス 3振り程度
- ローリエ 1枚
- ニンニク 一かけ
- 鷹の爪 一味 お好みで
- 米 2合
- 塩 適量
《作り方》
- ご飯は気持ち堅めに炊いておきます。
- カレーはルーというよりソース風にしたいので、タマネギ、にんじんはみじん切りにし、フライパンで飴色になるまで弱火で炒めます。
- 金目鯛は魚屋さんを散々巡ったところ、30cmオーバー級の大物が出てきました。ウロコとワタは魚屋さんに処理してもらいます。かなりの大物なので、これ1尾で2人前以上の分がありました。
- 金目鯛の臭みを取るために全体を塩でもみ、出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
- カレー粉、チリパウダー、ガラムマサラを調合しておきます。
- 後に投入する隠し味!ココナッツミルクとパクチーをミキサーにかけておきます。
- フライパンにオリーブオイルを適量に振り、刻みニンニクと金目鯛を投入します。
- 焼き目がある程度ついたら、白ワイン、貝類、皮をむいたトマトを投入します。今回は生トマトでしたが、カットトマトでもいいかもしれません。
- ハーブ、ローリエ、お好みで鷹の爪を入れ10分ほどふたをして煮込みます。このままでもアクアパッツァとしておいしくいただけます。
- 魚に火が通ったことを確認し、煮崩れを防ぐため、いったん金目鯛を外に出します。貝殻も邪魔なのでこのタイミングで殻むきしてしまいます(ヤケド注意!)。
- ここからが時間勝負です。2.で炒めたタマネギ、にんじんとシーフードミックスを投入し、スープの味を塩で調えてください。
- ローリエと鷹の爪を取り出し、5で調合したスパイスを投入します。辛みが足りなければ一味を足すのもいいでしょう。
- ここで6.で作っておいた隠し味!ココナッツミルク&パクチーを投入します。いきなり入れすぎるとココナッツミルク味しかしなくなってしまいますので、味見をしながら入れてください。
- お皿にごはんを盛り、金目鯛を配置。カレーをかけて、アクセントにパクチーを置いてみました。
・・・完成です!!!
いざ、試食。
…気になるお味ですが、ココナッツミルクとパクチーのアクセントが一気にエスニック感を高めます。インド系のカレーを作ったつもりですが、タイカレーの風味も感じられた一品になりました。
ただ、一点難があるとしたら、この料理、原材料費がトンでもないことになります。
なるべく金目鯛は小ぶりなものを選びましょう。
はてさて、このシリーズいつまで続くかな?
ポンコツシステム屋さん
【この記事を書いた人】
ポンコツシステム屋さん
エンジニア歴 ×0年のベテランといえば聞こえはいいが、単なるロートル。
先日車窓に映った顔に刻まれた皺の深さに驚き、一人咽び泣く。
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