こんにちは、Tech Lead Careerです。
Tech Lead CareerがTwitterで実施しているアンケート企画#エンジニア世論調査、第1回目のテーマはこちらです!
※本ブログは、2018/02/12のアンケート結果を元に記事を作成しております。
仮想通貨(暗号通貨)のトレード、やってますか?
やっているし今後も続ける
やってるけどもうやめようかな
やってないけど興味はある
やってないし興味もない
ビットコインをはじめ、大きな盛り上がりを見せている仮想通貨ですが、ブロックチェーン技術の一つの形として、エンジニアの間でも技術的にも流行としても、大きな注目を集めているのではないでしょうか?
一方、1月に大手仮想通貨取引所で発生した、仮想通貨不正引き出し事件も発生し、その信頼性に対する影響も非常に気になるところです。
一体どれくらいの方が、仮想通貨に興味を持ち実際にトレードを行なっているのかを調べるため、早速 #エンジニア世論調査 でアンケートをとってみました。
調査結果はこうなりました。
約5人に1人が仮想通貨を「やっている」!
仮想通貨のトレードを「やっているし今後も続ける」という方は全体の13%、「やっているけどもうやめようかな」の5%と合わせると、約2割の方は仮想通貨をやっていることがわかります。これはアンケート前の予測通り、ブロックチェーンという新しい技術トレンドを導入した商品であるため、情報感度の高いエンジニアは一般の方よりも比較的多くの割合の方が実際に仮想通貨を初めている印象でした。
一方、5%の方が仮想通貨取引をやっている中で、早くもやめようと考えているところを見ると、2018年1月に発生した仮想通貨取引業者における不正引き出し問題が、仮想通貨の人気に影を落としている事が伺えます。
回答者の63%は「興味がない」!?
投票した9,264人中、実に63%の5,929人が「やってないし興味もない」という回答となりました。これは、アンケート実施前の予想よりも大幅に興味のある人の割合が下回った結果となりました。やはり2017年12月につけた最高値からの下落や、その後発生した仮想通貨取引所における不正引き出し問題が大きく影響しているのでしょうか?
世間では、「億り人」と呼ばれる億万長者を数多く生み出した一方、大手仮想通貨取引業者で発生した不正出金事件とそれに伴う仮想通貨・現金の出金停止など、多くの話題を世に生み出していましたが、エンジニアの仮想通貨に対する姿勢はより保守的という事なのかもしれません。
それでも多くの話題を振りまいた仮想通貨
世間では「億り人」と呼ばれる億万長者を数多く生み出した一方、大手仮想通貨取引業者で発生した不正出金事件とそれに伴う仮想通貨・現金の出金停止など、仮想通貨はこの短い期間に多くの話題を世に生み出してきました。 それは、最先端の技術に対して情報感度の高いエンジニアだけに限らず、新しいもの好きの一般の方まで巻き込み、一つのブーム・バブルを引き起こしたと言えるのかもしれません。
仮想通貨・ブロックチェーンの本格的な活用はまだ夜明け前?
今回、大手仮想取引業者における仮想通貨の不正出金事件が明るみになり、そのセキュリティリスクについて多くの方が不安を持ったのは事実であり、非常に残念な事です。
しかし、本来仮想通貨に期待されていたのは、その投機的な金融商品としての役割ではなく、ブロックチェーン技術を背景とした安価な手数料の「決済手段」だったのではないでしょうか。
そして、その先にはブロックチェーンが持つ「安価なコスト」「分散型」「改竄困難」な取引データ台帳としての特徴を、世界中の様々な仕組みに組み込み置き換える事で、世の中をより良くしていこうという目標があったはずです。
そのような未来の実現に向け、「今の仮想通貨」にはあまり興味のないエンジニアの皆さんも、「将来の仮想通貨」や「ブロックチェーン技術の適用」については、再び情報のアンテナを張り巡らせてみてはいかがでしょうか?