とれんどウォッチャー！

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【車内動画】東京発のぞみ129号の車内で窃盗事件が発生、警察は捜査のた
め終点広島駅で30分にわたり車両を封鎖。 その間に容疑者の身柄
を確保した。 詳細をお伝えします。

　 ９月２６日夜、東京発広島行きの東海道・山陽新幹線 「のぞみ１２９
号」 の列車内で、乗客が現金を盗まれる窃盗事件が発生した。

　 警察は窃盗犯の逃走を防ぐため、終着の広島駅で降車ドアを開け
ずに列車を “封鎖” して捜査。 乗客約３１０人が３０分間車内で足止
めされるトラブルがあった。


　


２６日夜、福山－広島駅間を走行中の１２９号内で、指定席で仮眠し
ていた会社員の男性（４２）が座席のテーブルに置いていたビジネスバ
ッグから現金約４万円や運転免許証などが入った財布が盗まれた。

　 同じ車両の乗客が犯行を目撃しており、目撃者からの伝言で財布
の盗難に気付いた男性会社員が 「車内を物色している男がいる」 と
車掌に連絡。

車掌が要垣内容疑者を特定し、監視下に置いた上で終着の広島駅
に警察官を手配。





　１２９号は午後１１時５４分広島駅に到着。 男性会社員の被害以外
にも複数の窃盗被害の可能性があったため、３０分間降車ドアを開け
ずに警察官が捜査、列車内のゴミ箱に捨てられていた財布などを発見
した。

　 同時に車内放送で 「盗難が発生しました」 と乗客に被害の確認を呼
びかけたところ、複数の乗客が 「かばんがなくなった」 「財布がない」 と
名乗り出たといいい、警察は関連を調べている。

　 ドアを “封鎖” されたため要垣内容疑者は逃げることもできず、警察
はその身柄を確保した上で、ドアを開け他の乗客を降ろした。

取調べの結果、警察は２７日朝、客のバッグから財布を盗んだとして
窃盗容疑で広島県呉市神町、会社員要垣内隆容疑者（ようがきうちた
かし・４１）を逮捕。

　 要垣内容疑者は新大阪駅から乗車し、「車内で盗みをしたことに間違
いない」 と容疑を認めている。　





　ＪＲ西日本は「今回は非常に珍しいケース。 最終電車の終着駅だから
停車が可能だった」という。

降車できないことで約３１０人の乗客の一部から苦情も出たが、大きな
騒ぎにはならず、ＪＲは山陽本線と呉線の在来線３本で最終列車の出発
を遅らせ、またタクシーを手配するなど、乗り換える客に対応した。

ちなみに、遅延による代替手段の交通費約３００人分はＪＲの負担。 盗
まれた額より相当高くついたという。

　 まるでドラマのような話だが、ちょっと考えさせられる結果ではある。

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