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ワールドカップ・ロシア大会。逆風に打たれるようにして登場した我らが日本代表。その風は、世界からの「格下」という目線であり、日本国内からの「愚か者」という目線でもありました。本大会2ヶ月前に監督を交替するという振る舞いは、世間の不安を煽り、ファンの分断を引き起こし、ことさらに悪い風となって日本代表を襲いました。
文句や不満があるのは個人の自由ではあるけれど、何故せめて大会が終わるまでひとつになって応援してやれないのかと、悲しくなるような言葉をたくさん聞きました。情けないと思いました。「未来のために負けろ」などという詭弁。とても応援している人間の言葉ではないと思いました。たった一度きり、二度とない人生の大勝負に臨む選手たちに、聞かせていい言葉ではないと思いました。所詮は他人事なんだな、と思いました。
代表選手たちもその風を感じていたはずです。自分たちは応援されていないかもしれない。信用されていないかもしれない。もう、見限られているかもしれない。外野の声は届いてしまっていたでしょう。それは本当に残念で、申し訳ないことだと思います。しかし、日本の代表は強かった。ピッチの外にどれだけのアウェイが広がっていようとも、戦うのは自分たちで、やるのは自分たちだという、孤独な強さをそれぞれが持っていた。それは経験を積み重ねた選手たちだからこそなのだろうと思いました。
初戦、日本VSコロンビア戦。4年前の屈辱的な大敗から、4年経ってめぐってきたリベンジの機会。この試合はまさに、4年前にやり損ねたことすべてがプレイバックされるような一戦でした。「先制したあとの相手の猛攻」「相手に退場者が出たあと勝ち切るチカラ」「相手のエースの登場、その恐怖」「ワールドカップという舞台への怯え」「コロンビアという強敵」…まるで4年前の大会を一息でなぞるようにして、この4年間悔やみ、自問自答してきた出来事がつづけざまに起きました。あの日つまずいたことで、この4年間停滞することになった「if」が、もう一度やってきた。
日本は再びの機会に、4年間磨いてきた答えを、今度はしっかりと示すことができました。FKで事故のような失点は喫したものの、猛攻で追いすがる相手に、ついぞゴールは許さなかった。ひとり少ない相手を攻め切る手立てを用意し、取り切った。相手のエースにひるむことなく、断固として跳ね返した。ワールドカップという舞台の重さを乗り越えた。そして難敵コロンビアに勝った。
僕はかねがね、あの4年前の不甲斐ない戦いはコンディション不良によるものだと考えてきました。地力の差は明らかですので、分が悪いことは認めざるを得ませんが、あのような不甲斐ない負けになったのはコンディションが伴っていなかったからだと。謎の手術痕や、長期離脱につながるヒザの負傷、ピーキングの失敗などで、チームはベストな状態に程遠かったのだと。
その「if」がようやく氷解していったような気持ちです。日本はよく動き、コロンビアはエースであるハメス・ロドリゲスがまったく動けなかった。いくら地力があっても、コンディションが伴わなければこうなるのだと。「if」の答えが出たのだと。あの失敗も含めて、日本はこの4年間強くなってきたのだと。そんな喜びとともに。
さぁ、時計は動き始めました。
誇らしい日本の代表が帰ってきました。
2010年に栄光をつかんだ選手たちが、おそらく最後となるであろうワールドカップに臨んでいます。それにつづいて世界の最前線で戦う選手たちが全盛期でのワールドカップを迎えています。北京五輪から動き始めた、この10年の日本代表の集大成となる大会です。僕のイメージは2006年のポルトガル代表と重なっています。2002年大会でグループステージ敗退を喫しながら、一度は代表を退いたフィーゴを復帰させ、ベスト4まで駆け上がったあのときのポルトガル代表。「失望から立ち上がり、再び輝いた」あのチームと。
やってやりましょう、心をひとつにして。
文句や不満はあとでいい。
建設的な、今ここですぐに役に立つ話だけでいい。
まだ1勝しただけで、何も手にしてはいません。
ここからが本当の戦いで、本当の応援です。
◆目標の勝点2早くも達成!不覚にも予防線を張りすぎてしまいました!
4万人あまりの観衆を飲み込んだモルドヴィアアリーナ。その色は総じて黄色。コロンビアの大サポーターに支配されています。これが世界の色かもしれないな、と思います。世界の誰が日本に期待しているでしょう。名だたるスターを抱えたコロンビアと、そのチームに4年前はこっぴどくやられた日本と。比べる対象ですらないのかもしれません。
しかし、日本はいい準備でこの試合に臨んでいました。試合を待つ選手たちの表情は明るく、引き締まっています。緊張や重圧よりも、吹っ切れた軽やかさがあります。それは4年前、8年前の経験の成せる業であり、選手たちがそれぞれに積み重ねてきた「個」としての世界との戦いの分厚さでもあります。チカラや評判に差があったとしても、同じステージには立ってきたのだ、日本も「世界」なのだという自負。
ゴールマウスに立つのは日本最高の経験を備える守護神・メス川島(オス)。DFラインには、金色に輝く日本最強のデュエリスト・長友、日本最高のカバーリング能力を備える昌子、やらかしというデメリットはあるもののスペックだけなら日本最高のCB・吉田、強さとクロスを兼ね備えた酒井宏と並べた4バックを形成します。
中盤には日本最高のキャプテン・長谷部と、遠藤保仁の穴を埋められずにいた日本が再び得た最高のゲームメーカー・柴崎。前めの位置には日本最高のドリブルを持つ乾、狭いエリアでのタッチなら世界屈指の香川、日本最高のハードワーカー原口と並べ、唯一無二のストライカー大迫が1トップに入ります。それぞれの「最高」を出せば、決して劣るものではない顔ぶれ。問題は出せるか出せないか、それだけです。
↓中国のエライ拳法家(金髪)の誕生日に集まった弟子たちみたいな感じになったな…!
#SAMURAIBLUE
— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) 2018年6月19日
STARTING LINEUP
川島、昌子、長友、酒井(宏)、吉田、
柴崎、原口、香川、乾、長谷部、大迫
2018FIFAワールドカップロシア
コロンビア🇨🇴vs🇯🇵日本
6/19(火) 21:00Kickoff
NHK総合で全国生中継#jfa #daihyo #Worldcup #夢を力に2018
👇大会情報はこちらhttps://t.co/dERDMjWqZk pic.twitter.com/vlzhrBF9iD
これが日本の代表!
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リアクションサッカーに徹するつもりはないと語り、この試合への意気込みを見せていた西野監督。それは決して無鉄砲な強がりではなく、Jリーグで積み上げた最多の勝ち星と、幾多の国際経験で得た「分析力」の賜物でした。その象徴が中盤でタクトを振るう柴崎。パラグアイ戦でも見せた、明らかにひとりだけ質の異なる縦パスでの攻撃的展開は、日本が分析の末に見出した勝ち筋でした。
相手のエースであるハメス・ロドリゲスはコンディション不良がささやかれ、試合前の練習も5分程度しか行なっていない状況。ハメス・ロドリゲスがいなければ、コロンビアの攻め手はキンテーロからファルカオのラインに絞り込めます。通常なら右サイドのクアドラードがスピードを活かした突破で相手を崩す二の矢を使うのでしょうが、そこにはインテル時代に何度もクアドラードとマッチアップした長友が控えています。コンディション最高の長友であれば、誰が攻めてきても抑えられる。それは2010年大会の勝利の原動力でした。
だからこその柴崎投入。自陣ペナルティエリアに構えて守って守って守り倒すという展開は日本のもっとも苦手とする部分であり、そこを隠していくためにもある程度の前進は必要です。そのカギを握るのが柴崎。相手にハメス・ロドリゲスがいないのであれば、日本は中盤に攻撃の駒を置いても凌げるという分析に基づき、柴崎から乾・香川への展開はもちろん、前に押し上げて結果として「相手をゴールから遠ざける」ための推進力としてもそこに柴崎が必要だった。いたずらにドン引きになるのではなく、相手と自分の力関係をよく見て、押せるところは押す。この決断は「日本のチカラを信じている」指揮官にしかできないことでした。
そんなこととはつゆ知らず、てっきり日本が「格下マインド」に囚われているとでも思ったか、立ち上がりのコロンビアは「軽かった」。とてもワールドカップ初戦とは思えない、「あぁ舐めてるんだな」という態度。それは4年前のあの試合を思えば当然かもしれませんが、その軽さは致命的な事態を引き起こしてしまいます。前半3分、相手の攻勢を跳ね返した日本は、香川が巧みなアウトサイドのキックで、一発で大迫を裏へと走らせます。
大迫の「日本のくせに」思いがけない強さは、バウンドしたボールの微妙なアヤもあって、コロンビアのダビンソン・サンチェスの対応を誤らせます。大迫に身体を入れられ、バランスを崩し、あまつさえ抱きついて止めようとしながら振り切られてしまった。大迫のシュートはGKが何とか跳ね返すも、「香川よりも自陣寄りの位置からスタートした」はずの選手たちがチンタラとジョギングで戻る「軽さ」もあって、こぼれ球は香川の前に落ちてきます。「3人戻っているし、日本のFWはひとりだし、任せて大丈夫だろう」という油断が間違いなくありました。
このこぼれを香川がよく抑えたシュートで枠へと蹴り込んだとき、コロンビアは最大の「軽さ」を見せます。シュートブロックに飛び込んだカルロス・サンチェスが、あろうことか高くあげた右手でシュートブロックしてしまったのです。決定的な得点機会の阻止は一発退場となるのがルール。これにより、開始わずか3分でコロンビアは「ひとり退場し、PKを献上する」という最悪な立ち上がりとなったのです。個の能力も戦術も関係ない、あまりにも軽いプレーの積み重ねによって。
PKを蹴るのは香川。コロンビアの大サポーターが声をあげ、楽器を鳴らして香川の集中を妨げます。4年前は「びびっている」とメンタルの弱さを指摘された男のリベンジの機会。怖い、けれど託そう。苦闘と挫折を乗り越えてきた日本の10番が「俺が蹴る」と言っているのだから。日本サッカーの未来をわける一撃、香川は小刻みなステップからGKを先に動かし、落ち着いてGKの動きと逆方向へ蹴り込みました。日本先制!!
↓誰だ、日本の10番を「スポンサー枠」と呼んだヤツは!
あの重圧のなかでPKを決められる選手に敬意を!
PKになるのも、退場になるのも、すべてはルール通りの出来事!
それを開始3分でしでかすのは「実力」!
かつて何度も日本がやらかしてきたときがそうだったように、この日のコロンビアもこれが「実力」です!
↓10番を背負う男の重圧を見よ!
📸 This is what it means to score the opening goal in a @FIFAWorldCup match@FCFSeleccionCol 0️⃣-1️⃣ @jfa_en #JPN #WorldCup #COLJPN pic.twitter.com/fSJhwf8wMQ
— ITV Football (@itvfootball) 2018年6月19日
「重い…」
「苦しい…」
「死にそう…」
さすが香川!
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圧倒的に優位な状況となった日本。お互いにこの状況への戸惑いもあり、しばらくはゆっくりとした睨み合いがつづきます。コロンビアはクアドラードから何度か仕掛けを見せますが、いずれも長友が阻止し、このデュエルには負けそうもないという感触。コロンビアは数的不利を補うべく、まずは一枚個人技で剥がすところから仕掛けを狙いますが、日本も身体を張って阻止。逆に、前半15分にはカウンターから乾に決定的な場面が生まれますがコレを決められず。トドメを刺し損ねたことで、しばしの膠着状態が生まれます。
日本としては「攻めてこないなら、どうぞこのまま90分」という構え。ゆったりとボールをまわし、かといって攻めるわけでもなく時間を削っていくのは、いわゆる「自分たちのサッカー」における攻撃風の守備戦術。相手にずっと攻められたらキツイから、自分たちがボールを持ちつづけることで守り切る、そんな「経験の遺産」が活きています。跳ね返してペナルティエリアを固めるだけが守備ではないのです。
日本のような雑魚を相手につまずくわけにはいかないコロンビアは、体力を度外視して早くも動いてきます。10人で戦わなければならないのに、前半31分の時点でクアドラードを下げて、中盤にバリオスを入れてきます。攻め手が塞がれているクアドラードを下げ、中盤を取りにきたという采配です。人数がひとり少なくても、中盤さえ取れば守りは4-4ブロックで凌げるし、攻撃でも最前線には2人ぶん以上の仕事ができるファルカオがいます。「攻めてこないなら、どうぞこのまま90分」という日本の誘いを拒み、試合を動かしてきたのです。
これもまたコロンビアの「軽さ」でした。日本のような雑魚を相手にしているという意識が、ひとり少なくて1点負けている状況からでも勝ちを目指させてしまった。リスクを減らして時間をやり過ごし、終盤にピュッと同点に追いつこうという引き分け狙いの采配ではなく、早い時間から動き、あくまでも勝ちにいかせてしまった。日本のような雑魚を相手に引き分けでは不十分だから。体力度外視で。早くも。
その狙いは半分は当たります。香川が自由を得られなくなったことで、日本の攻撃は停滞します。そしてコロンビアの攻撃は最後はファルカオだとわかっていても怖い。もともとの力量差を加味すれば、相手が10人でも決して安心できるものではありません。実際に、ファルカオには日本のCBが挟み込む間を割られ、あわやというボールタッチを何度も許しています。さすが、ファルカオです。
そして迎えた前半39分、日本のミスがコロンビアにつけ込む隙を与えてしまいました。コロンビアの攻撃を跳ね返したあとの処理で長友のキックがミスとなり、こぼれ球の競り合いからフリーキックを与えてしまったのです。蹴るのはキンテーロ。キンテーロは日本の壁の下を通す低いキックで、ゴールの隅をゴロで狙うと、やや逆サイドに寄っていた川島は一歩出遅れ、ゴールラインを割られてしまいました。
↓あああああああ、川島によくある感じの失点!(40秒頃から)
最初の一歩で逆に行く!
ゴールラインの後ろで守る!
手に当てながら止められない!
すべて川島あるある!
川島は「違う違う」とアピールをしますが、ゴールラインテクノロジーの判定はもちろんのこと、映像を見ただけでも普通に完全にゴールを割られています。NHKの放送席も、かばおうと思ったのに絶句するぐらいの完全なゴール。やられました。もったいない時間帯での同点弾です。
しかし、決して悲観することはありません。日本の守備はまったく崩されていません。個のチカラで突破を許しかける場面はありますが、しっかりとブロックを作り、カバーリングでコロンビアを跳ね返しています。失点の発端も小さなミスであり、そこを突いたコロンビアはやっぱりすごいけれど、ミスのない状況を10人で崩せるほどのチカラではありません。
日本は個の突破を粘りで跳ね返し、コロンビアの気力と体力を削っていきます。「コイツらはいつか動けなくなるぞ」と見ています。何度乾がプレスバックで相手を止めたか、何度原口が相手を斜めに押し出したか。そして、何度柴崎からイヤなところへとボールを運び、省エネで攻めたいコロンビアを再び自陣へと背走させたか。ライブで見たときは終始ヒヤヒヤでしたが、録画で見れば危ない場面はひとつもありません。川島あるあるの1失点以外は完璧な前半、素晴らしい試合運びでした!
後半に入ると、パフォーマンスの差は一層明らかです。日本はゲームを支配し、コロンビアは日本陣内に入ることもできなくなっていきます。後半9分には大迫、後半12分には乾、後半14分には吉田が決定的なシュートでコロンビアゴールを脅かします。このあたりの決定力不足は永遠の課題ですが、「一方的な」日本の試合になってきました。
その状況にガマンできずに動いたのは、またもコロンビアでした。だって「勝ちたい」から。日本のような雑魚に引き分けだと、次のポーランドとセネガルが怖いから。目の前の相手ではなく、未来の相手と戦ってしまった。その結果が、後半14分のハメス・ロドリゲス投入という悪手でした。
内心、西野監督はほくそ笑んだことでしょう。もともと出ないだろうと思っていた怪我人が、わざわざ不利な状況で出てきてくれたのです。コチラとしては、ひとり少ない時点で相手の攻撃はそこまで怖くはないのです。むしろ、守り倒されるほうが厄介だった。しかし、ハメス・ロドリゲス投入によってコロンビアはハッキリと「攻撃」への偏りを見せた。引き分けで満足すべき状況の相手が、愚かにも勝ちにきてくれたのです。
約10分間、西野監督はじっくりとハメス・ロドリゲス投入後のコロンビアを観察します。確かに技量はワールドクラスです。しかし、運動量は乏しく、動きは重い。日本のカウンターに対しても戻る様子はなく、むしろ2トップのようにして前線に残っています。中盤の主導権を犠牲にしてでも、得点を求める采配です。試合の流れを変える采配ではありません。「ボールを持たせなければ怖くない」ことはハッキリ見えました。
ここで西野監督は動きます。相手のエース登場という雰囲気を払拭し、コロンビアの運動量が減ったという状況を計算のうえで本田△圭佑を投入したのです。本田△投入によって、日本も前線の運動量は多少落ちますが、そこは数的有利でカバーできますし、本田△のボールまわしによってこのままゲームをスローダウンさせていくこともできます。攻撃にも守備にも意味のある交替です。
そして、もはや若さはだいぶ失った本田△ではあるけれど、試合を決める武器は残っています。左足から繰り出されるプレースキックと、大本番で見せてきた勝負強さ「持ってる」は、相手のゴールをこじ開ける貴重な日本の戦術です。キレイなシュートでは開かない扉を強引に開ける不思議な巡り合わせが本田△にはある。それを疑うか、信じるか。采配とは勝負だなと思います。西野監督は本田△を信じました。ここにいたる一連の逆風の中心にいた男を。黒幕と呼ばれた男を。
その3分後、「持ってる」男がゴールの扉に手をかけた。
左サイドからのコーナーキック、この日初めて左利きの選手がゴールから逃げる軌道で送り込んだボールは、グニャリと大きく曲がってGKの出られない位置へ。コロンビアのDFが4人で待ち受けるゾーンで、一際高く跳び上がったのは大迫!大迫の半端ないヘッドが、GKの手を半端なく叩き、さらに半端なくポストに跳ねかえって、半端ない勝ち越し点になりました!
↓本田△のコーナーキックを大迫が決めた!日本、セットプレーで勝ち越し点!(1分10秒頃から)
絡むねーーーーー!!
何やかんやで絡むねーーーーー!!
↓そして日本代表は西野監督をガン無視で大歓喜!
大迫得点シーン見返してたんだけど、西野さんハイタッチガン無視されてて草生えてるwwwwwwwww pic.twitter.com/TdnMAvoR1n
— B.M 🇧🇷🇭🇷🇪🇬 (@Bruno__K7) 2018年6月19日
コミュニケーションできてねーーーーwwww
人間関係薄まってるーーーーwwww
↓何でよりにもよって「槙野に集合」なんだよーーーーー!!
Japan defeats Colombia 2-1.
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) 2018年6月19日
This is the 1st ever win by an Asian Football Confederation (AFC) team over a South American (CONMEBOL) opponent at the #WorldCup (18th meeting). pic.twitter.com/YGWnjsN5JH
西野監督の立場も考えてください!
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その後、本田△さんはトンデモパスを何本か放ち、日本の大ピンチを演出しますが、それはまぁ「持ってる」と引き換えのリスクでしょう。最終的に14本のシュートを放ち、いくつもの決定機がありながら、入ったものと入らなかったものがあるのは、ほんの少しの差であり、大きな大きな差でもある。西野監督はリスクが限りなく小さな状況であることまで踏んで、不思議なメリットを取りにいった。戦術家であるだけでなく、勝負師でもある。そんな采配でした。
そして西野監督は勝負に勝ったことで、余裕を持って試合をクローズしていきます。後半35分に負傷の柴崎を下げて山口蛍を投入し、中盤にフタをすると、後半40分には大迫を下げて岡崎を投入。攻撃の起点をつぶし、パスの出どこをつぶし、前線でファルカオを孤立させます。
苛立つハメス・ロドリゲスはボールを欲しがり、後ろからの危険なタックルでイエローカードをもらいます。明らかに余裕を欠いた、苦しい表情。4年前、弾けるような笑顔で日本代表を凍りつかせた相手に、今度は勝負の難しさを味あわせることができた。4年分、日本が強くなったこと。断絶などなく、歴史はずっとつながっていること。すべてがあったから、今があること。この運命的な巡り合わせを前に、そう感じずにはいられません。
アディショナルタイムの5分、コロンビアは必死の攻めで日本のゴールに迫りますが、ゴールを奪うチカラはもう残っていませんでした。日本にとってはもちろん、アジア勢にとっても初となるワールドカップでの南米撃破。言い訳しようがない大本番での勝利は、誇らしい日本代表の偉業でした。これを腐すことなど許されない、掛け値なしの勝利でした。幸運でも、偶然でもなく、実力で掴み取った勝利でした。
↓逆風のなか大仕事をやってのけた!そして日本代表は冷静だ!
そう、この勝利に酔ってはいられない!
まだ、4年前にやり損ねたことをやっただけ!
勝負はこれから、だからこの勝利はもう忘れよう!
すべてを決定づけた試合開始直後のあの出来事は、日本が4年間ためてきた怒りと屈辱と闘志の表れだったのかなと思います。「もしも、もう一度やり直すことができたなら、次は」と溜めてきたものがあったから、開始わずか3分でアレが起きたのではないのかなと。開始3分ではなく、「4年プラス3分」の猛攻だったのだと。
この大会に懸ける選手たちの想いは、長い時間をかけて積み上げられてきたものです。本大会2ヶ月前からなんて話ではなく、ハリルホジッチ監督就任からなんて話でもなく、アギーレ監督就任からなんて話でもなく、もっと前から日本の選手たちが積み上げてきたものがあるのです。この試合を勝って終えられたのは、この90分の頑張りだけではなく、「4年プラス90分」の戦いだったからなのかなと。ずっとつながってきたものがあるから、乗り越えられた試合だったのかなと。そう思います。
僕らは黙って選手を応援するだけです。そして、選手が素晴らしい仕事を成し遂げたなら、それにふさわしい歓待で労うだけです。4年間舐められつづけたものを取り返すためには、まだここで満足するわけにはいかないはず。もうひとつ勝ってベスト16へ、そしてまだ見ぬベスト8へ。リベンジはまだこれからです。勝って、最高の日本代表として帰ってこられますように!
よく寝て、よく食べて、次の試合も最高のコンディションで頼むぞ!
感謝します
いつも愛をありがとうございます!!