NHKラジオ『高校生からはじめる現代英語』で、ボストン美術館(Museum of Fine Arts Boston)の新スタッフ・犬のライリーの記事が取り上げられていた。
ただいま研修中
スタッフということはお仕事があるわけで、その職務内容とは、
Riley is a puppy, just 12 weeks old. He will be using his nose to sniff out pests that want to eat the precious artwork at the museum.
(ライリーは子犬で、まだ生後12週です。美術館の貴重な美術品を食べようとする害虫を、鼻を使って嗅ぎ出すのが彼の役目となります。)
<高校生からはじめる現代英語6月号>
(語彙メモ)
- sniff out:クンクン嗅ぎ出す、嗅ぎ分ける
- pest:害虫、有害生物
- precious [préʃəs]:高価な、貴重な、重要な
つまり、ライリーの任務は『害虫探知』で、まだ子犬の彼は目下、研修中とのこと。
今後の予定としては、
He will be making his rounds during hours when the facility is closed to visitors. Riley is a Weimaraner, a hunting breed with a keen sense of smell.
(彼は美術館が閉館している時間帯に見回りを行う予定です。ライリーはワイマラナーで、鋭い嗅覚を持つ狩猟犬です。)
(語彙メモ)
- round:巡回、巡視、歴訪
- facility:施設、設備、機関
- breed:種族、品種
- keen [kíːn]:(感覚が)鋭い、鋭敏な
※ワイマラナーは、ドイツ原産の狩猟犬。
ライリー♡
ライリーくん本人(本犬)の姿を見てみたい!
ボストン美術館(Museum of Fine Arts Boston)の公式サイトにライリーの紹介ページがあった。
こちらは動画あり。
マスコミへのお披露目の場で、カメラのフラッシュにもまったく動じない大物ぶり。
でも、ボールを追っかけるしぐさは子犬そのもの。※キュン死注意!
Twitterのページもあるので( #RileyTheMuseumDog )、ライリーの成長ぶりを見るのが楽しみ。
Working K9
なお、ライリーのジャケットに書かれた "working K9" は『使役犬』の意味で、K9は "canine" の発音を置き換えたもの。
- canine [kéinain]:【名】イヌ(科の動物)、(人間の)犬歯、糸切り歯
『高校生からはじめる現代英語』テキストの説明によると、
K9は police dog(警察犬)をはじめとする、その特殊な能力を人間が利用する犬を指します。もともとは軍用犬を指して使われていた一種のダジャレですが、短く書くことができて使いやすいため普及したようです。
Working feline?
ちなみに、"canine" の猫版の言葉は、"feline"。
- feline [fíːlain]【名】:猫科の動物
Working K9 にも負けない、我が家の Working feline の働きぶりをご覧ください。
【任務1】お風呂の湯温確認
【任務2】会計の勉強
あと、食べ物の匂いを察知する能力は狩猟犬のライリーにも負けないと思う。
どこまでも頼もしい、我が家の殿様であった。
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