最短30分で医師が家に来てくれる「ファストドクター」に助けられた漫画が話題に 運営会社に話を聞いた (1/2)
高齢者の対応から始まったという「ファストドクター」。一体どのように運営されているのでしょうか。
MBA漫画家のかんべみのりさん(@minorikambe)がTwitterに投稿した、「ファストドクター」に助けられた漫画が注目を集めています。医師が家に直接来て診察してくれるというこのサービス、ちゃんと健康保険が適用され、東京23区は中学3年生まで保険診療費(医療費)が無料という大変ありがたいものになっています。一体どのように始まったものなのか、運営会社に話を聞きました。
かんべみのりさんがファストドクターを利用したのは、深夜に子どもが突然発熱したため。病院に連れて行くと待合室で病気を移されそうなうえ、子どもが2人いるため連れて行くのも大変……というわけで、今回初めて利用してみたそうです。
公式サイトで申し込んで1時間後に訪問時間を告げられ、実際に医師が家に到着。玄関先でも診てもらえますが、せっかくなので室内に入ってもらったそうです。一通り診察をしてもらったら保険証を提示するのですが、スマートフォンで撮影して記録していたそうです。
このときかんべみのりさんは子どもが溶連菌やインフルエンザに感染していたのではないかと心配していましたが、結果は陰性。普通の風邪でした。薬も処方してもらえるのですが、4~6日分を出してもらえるため再通院の必要がなく大変助かったと漫画内で語っています。
そして診察料金は、なんと子どもは無料。支払いは交通費の1400円のみという驚きの設定になっていました。「採算取れてないですよね」と聞いたところ、「行政から助成金が出ているみたいです」との回答だったそうです。そうして先生は、夜の街に消えていったのでありました。聞いているだけで、そのありがたみがよく分かります。
ファストドクターの受付は、平日は夜間のみ(平日20時~5時、土曜18時~5時、日曜14時~5時)で、発熱、咳、痰、頭痛、ギックリ腰、ケガなどさまざまな症状にも対応。最短30分で来てくれます。所属医師は全員現役。対応エリアは東京23区ほぼ全てで、順次拡大をしていくとしています。
多くの人の助けとなってくれそうなこのサービス、一体どのように運営されているのでしょうか。運営元のメディサイドに取材をしました。
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