【サッカーW杯】日本、ロシア大会初戦へ コロンビアと対戦
両チームの最新情報
コロンビアは筋肉の問題で治療を受けている同国のスター、ミッドフィールダーのハメス・ロドリゲスについて、試合に出られる体調かどうかの判断を保留している。
左サイドバックのフランク・フェブラは今月初めに負ったひざのけがで大会を離脱。代わりにホアン・モヒカがワールドカップ(W杯)初出場を果たしそうだ。
日本代表のフォワード岡崎慎司はここ数日、ふくらはぎの負傷で治療中。今夜の試合に出場する可能性は低い。
ドイツ・ブンデスリーガのマインツに所属する武藤嘉紀、もしくは同ベルダー・ブレーメンの大迫勇也が代わりに先発するとみられる。
西野朗監督は、32歳の本田圭佑をスターティングメンバーから外す可能性がある。本田は国際試合で1年9カ月、得点を挙げていない。
この夏にスペイン・リーガエスパニョーラのレアル・ベティスに加わるウィングの乾貴士は、日本代表のW杯前最後の親善試合となったパラグアイ戦で2得点し、4-2の勝利に貢献した。この活躍が認められ、ロシアのサランスクで行われるコロンビア戦に先発する可能性もある。
両国のトレーニング場から
コロンビアのフォワード、ルイス・ムリエル「他のアジアのチーム全てと同じように、日本の主な長所は攻守の切り替えの速さだ。守備から攻撃、攻撃から守備にと、素早く移行することができる」
「だから我々は、カウンターアタックが出来たりスペースを見つけられる際には、速いプレイで日本の切り替えの妨害を試みる必要がある。守備では、我々がボールを失ったり日本が攻撃を仕掛けてきたりした際に、素早く対応するよう試みるべきだろう」
マーク・ロウレンソンの予想
日本は巧みで整ったチームだが、コロンビアはW杯に出場するにあたって何か持っているものがあるように私には感じられる。プレイすることを怖がっていない。
コロンビアは4年前のブラジルW杯で準々決勝まで進出し、ハメス・ロドリゲスは大会得点王となった。コロンビアは今回も卓越していると私はみており、初戦を勝利で飾るという予想だ。
予想: コロンビア1-0日本
※マーク・ロウレンソンはBBCスポーツのサッカー専門家。ロウレンソンによる全試合予想はこちら(英語)
試合に関する基礎知識
両チームの比較
- コロンビアは日本との過去3度の対戦で1度も負けていない。対戦成績は2勝1分
- 2014年ブラジルW杯グループステージでの対戦が直近の試合。この試合はコロンビアが4-1で勝利した
コロンビア
- W杯での18試合で、コロンビアが無得点に終わったことはない。W杯本大会で0-0以外の結果で試合を終えた数がコロンビアより多いのはわずか2チーム、米国(33試合)とオーストリア(29試合)だ
- ホセ・ペケルマン監督が率いるチームは、ロシアW杯の予選18試合で21得点を挙げた。W杯出場選手で2点以上を挙げたのは3選手のみ。ハメス・ロドリゲス(6得点)、カルロス・バッカ(3得点)、ファルカオ(2得点)の3人だ
- 今大会前に経験した9試合で、コロンビアが勝利したのは2試合のみ(他は5分2敗)。オーストラリア、エジプトとそれぞれ戦った直近の親善試合2試合では無得点に終わっている
- コロンビアは2014年ブラジルW杯で4試合に勝利した。この数字は、それまでのW杯出場4大会で挙げた勝利数の合計よりも多かった(13試合で3勝)。グループステージを勝ち上がったのも前回大会が初めてだった
- ロス・カフェテロス(コロンビア代表の愛称)は、2014年ブラジル大会での5試合で12得点を挙げた。1試合あたりの平均得点は2.4点で、これを上回る成績を上げたのはドイツ代表だけだった。ハメス・ロドリゲスは12得点のうち8点に関係した(6得点2アシスト)
- フアン・クアドラードは前回W杯で4アシストを挙げた。この数字はドイツのトニ・クロースと並んで大会最高のアシスト数だった
日本
- 欧州で開催されたW杯での6試合で、日本は1度も勝利していない。これまでの成績は1分5敗
- 過去5回のW杯でサムライブルー(日本代表の愛称)が開幕戦に勝利したのは1度だけ。2010年の南アフリカW杯でカメルーンに1-0で勝った
- 日本はW杯前最後の親善試合となったパラグアイ戦に4-2で勝利した。ただ、今年に入って行った5試合でそれが唯一の勝利だ。マリとは引き分け、ウクライナ、ガーナ、スイスには敗れている
- 本田圭佑はW杯の直近2大会で日本代表が挙げた6得点のうち5点に関与している。自身が3得点し、さらに2アシストも記録した
- 本田はここ最近の国際試合14試合で得点していない。最後にゴールを決めたのは2016年9月までさかのぼる