１９日午前１１時ごろ、鹿屋市の健康増進施設の浴室で、男性１人が血を流して倒れているのが見つかり死亡が確認されました。
警察は、殺人事件として犯人の行方を追っています。

警察などによりますと、１９日午前１１時ごろ、鹿屋市の健康増進施設「県民健康プラザ健康増進センター」の浴室で、男性が腹から血を流して倒れているのを、この施設の利用者が見つけ職員が消防に通報しました。

男性は市内の病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されたということです。

警察によりますと、男性には腹に複数の傷があることから、何者かに殺されたとみて、男性の身元の確認を進めるとともに、犯人が凶器を持って逃走している可能性もあるとして、館内や周辺の防犯カメラの映像を分析して犯人の行方を追っています。

健康増進センターによりますと、倒れていた男性は中年くらいだということで、利用者の連絡で職員が駆けつけたところ、男性は血を流していて脈もなかったことから、ＡＥＤを使って救護措置を行い、その後、救急車で病院に運んだということです。

浴室内でトラブルがあったかどうかなどは、把握していないということで、施設は当面の間、臨時休館にするということです。

市の教育委員会は、事件を受けて、市内にあるすべての小中学校と高校に対し、集団下校するよう求めたほか、可能な場合、保護者が子どもたちを学校に迎えに来るよう要請しました。