18日
20時36分
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森友学園問題、野党議員は政府の内部文書入手したと追及
森友学園への国有地売却問題をめぐり、野党議員は、政府の内部文書を入手したとして、安倍昭恵夫人付きの政府職員だった谷査恵子氏の関与を改めて質しました。
共産党の辰巳参院議員は、国土交通省大阪航空局が作成した文書を入手したとして、昭恵夫人付きの政府職員だった谷氏が、2015年11月、制度の説明を聞いただけでなく、森友学園が求めていた賃料の値下げを財務省に要望したのではと質しました。
「ここに、我々が独自に入手をした(大阪)航空局作成の応接録があります。谷さんからのやりとりというのは、これあくまで制度の紹介なんだと、制度の説明を聞いただけなんだという答弁が縷々(るる)あったわけですけれども、これ単なる制度の紹介じゃないわけですね。これ、谷さんの方から、森友学園の賃料値下げの要望を、これしているんじゃないですか。国土交通大臣、これメモありますでしょう」(共産党 辰巳孝太郎参院議員)
「ちょっと御通告いただいてなかったものですから、その点については、今手元に資料がございません」(石井啓一国交相)
また、辰巳議員は、財務省と国土交通省が協議した内容が記載された別の内部文書を入手したとして、「近畿財務局と理財局とのやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とするのだろう」などの言及があったのではと迫りました。これに対して、安倍総理は「事前に通告して頂いていないのでそれが実際どういうものか分かりませんし、今の段階では全く架空の状況でありますからお答えのしようがない」と述べました。