年に一度のご開帳 大黒天に幸運祈る 博多区・宝照院で福迎祭
福岡市博多区冷泉町の宝照院で、年に一度ご開帳される木造大黒天像に、商売繁盛や家内安全を祈願する「大黒天福迎祭」が、2日始まった。地域住民などが次々と訪れ、来年の幸運を願い手を合わせた。3日まで。
像は天台宗の開祖、最澄の作といわれ、本堂の祭壇奥に安置されている。境内では、ぜんざいの振る舞いや福引もあった。福引で「打ち出の小づち」を当てた南区の森田美佐子さん(58)は「今年最後に、いいことがあって良かったです。家宝にします」と話した。
3日も午前9時から午後3時まで開帳される。
=2013/12/03付 西日本新聞朝刊=