りずろぐ。

ぬるくやわらかく

公園でザリガニを釣ったこと

 

今朝、関西方面で大きな地震があったと聞きました。

ご無事でしょうか。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

ーーー

 

ずっとブログが書けずにいました。

心身ともに不調な日々が続いているのは、きっと梅雨の不安定な天候のせいです。

自分自身を大切に思えなくなると、自分の言葉さえもすべて無意味なものに思えてくるものだとつくづく感じています。

ブログ画面も開いては閉じ、書いては消し……それならばと、こうして手書きで文字を書き始めた次第です。

 

先日、公園でザリガニ釣りをしました。

ケースいっぱいにザリガニを捕まえている少年を見てふと「すごいなぁ」と呟いたら、その少年が釣り方を教えてくれました。

 

売店で売っている仕掛けを木の枝に括りつけ(枝も少年が拾ってきてくれました)、池に垂らし、少し待ったらゆっくり優しく引き上げる……そこにはザリガニが一匹。少年が網で器用にすくい上げてくれます。

なるほど面白い。私はスカートの裾が濡れるのも構わずしゃがみこみ、それを何度も繰り返しました。

 

その間に、少年はいろいろなことを教えてくれました。

「これは全部オスだね」

「ここが白くなってるやつは病気だよ」

「向こうでも釣れるしあっちでも釣れるけど、俺はここが一番慣れてるんだよね」

竿を引き上げながらそう言う彼は、まるで本物の釣り人のようでした。

私は彼を尊敬しました。きっと私より20歳くらい年下の少年。人を尊敬する気持ちに年齢は関係ないのだと実感する出来事でした。

 

最終的に6匹のザリガニを釣ることができました。

楽しかった。釣ったからといって飼うわけでも食べるわけでもないけれど、ただ「釣りをする」という時間に意義があるのだと思いました。

 

少年はというと、あれだけ釣ったザリガニを全部池に放り投げてとんぼを捕まえていました。フリーダム!!

「お母さん、とんぼ飼っていい?」

「とんぼは飼えないよ!」

微笑ましい光景でした。雨上がりの午後のことです。

 

また何か書きます。

読んでくれてありがとう。

 

ーーー

 

実はこれ、手書きでノートに書いたものを文字起こし(?)したもの。
f:id:lizune:20180618192238j:image

もう二週間くらい何も書けずにいたんだけど、紙とペンだと案外するする書けたりするものだね。

 

私の周りにも、最近ちょっと元気がない人が多くて。

私にできることはあまりないけれど、つらい気持ちになってしまったとき、東京の片隅にも同じように憂鬱を引きずって歩いてる奴がいるってことを思い出してもらえたらなって思います。

 

f:id:lizune:20180618192540p:plain

 なんでこんなピンポイントなフリー素材が……( ˘ω˘ )