稙田恵秀住職=16日、大分市岡川 大分市岡川の霊山寺(稙田恵秀住職)で毎月第3土曜日、「ジャージ座禅」と題して座禅と写経を体験できる会が開かれている。寺と市地域おこし協力隊員の木原寛さん(42)が協力して企画。「イベント名の通りリラックスできる服装で気軽に参加し、寺に親しみを持ってほしい」と呼び掛けている。 16日は第3回があり、市内外から3人が参加。稙田住職(87)が霊山寺の歴史や言い伝えを紹介。参加者は肩の力を抜いて背筋を伸ばし、目を閉じて座禅を組んだ。運動着で体験した保険代理業、早水琢也さん(54)=大分市畑中=は「何も考えないことがこんなに気持ちいいとは」。延命十句観音経の写経もした。 会は木原さんが寺を訪れたのがきっかけで4月から始めた。「座禅会が明日を生きるエネルギーを得る場所になれば」と木原さん。 稙田住職は「寺は堅苦しくなく、自由に訪れることができる場なのを知ってほしい」。今後はヨガなどを組み合わせた企画も計画しているという。 座禅(午前10時)、写経(同11時)の体験料はそれぞれ千円。両方に参加する場合は合計1500円。申し込みは木原さん(TEL090・2322・0155)。