大阪府高槻市栄町の市立寿栄小学校で、崩れてきた学校のブロック塀に巻き込まれ亡くなった同小4年、三宅璃奈さん(9)。率先して物事に取り組む積極的な女の子で、児童会のあいさつ活動で校門に立つため、早めに家を出て地震に巻き込まれた。高槻市は浜田剛史市長らが記者会見し、「学校施設の崩壊による事故に深くおわびする。早急に原因究明と安全対策に取り組む」と陳謝した。
市などによると、事故があったのは、中を隠すようにプール沿いに設けられたブロック塀。1.9メートルの高さがある基礎部分の上に、後から1.6メートル積み増した構造で、上積みした部分が約40メートルにわたって崩落した。相当古いが、3年に1回程度は点検していたという。
三宅さんは普段、弟と一緒に登校しているが、この日は他の児童より10分ほど早く着くよう家を出たという。下敷きになったのは校門までわずか十数メートルの場所だった。
「ドカンと大きな音がして振り向くと、すれ違った女の子の姿が消えていた」。通勤途中に事故を目撃した40代の男性会社員は目に涙を浮かべた。三宅さんは友人と歩いていて、1人だけ巻き込まれたという。「崩れた塀から足だけが出ていて、呼び掛けにも反応がなかった。周りにいた5人ほどで動かそうとしたが手も足も出なかった」と語り、校門前に設けられた献花台に花を供えた。
現場近くを通った中学3年の女子生徒(15)は、同じ塾に通っていた三宅さんの名前を聞き、「明るい子だったのに」と声を詰まらせた。…
心からご冥福をお祈り申し上げます。