火山
ガラパゴス諸島で大爆発!溶岩流も発生 イグアナやゾウガメは無事か?(動画)
2018年06月18日 12時47分
今月16日〜17日にかけて、南米エクアドル沖のガラパゴス諸島で3番目に大きな火山島が爆発し、溶岩流が海岸線に達したと、エクアドル地球物理学研究所(IGEPN)とガラパゴス国立公園が発表した。
噴火したのは、ガラパゴス諸島のなかで3番目に大きな火山島で、最も西に位置するフェルナンディナ島。コロンブスの航海を援助したスペイン・カスティーリャ王の名前にちなんで命名されたこの島は、水深1000メートルの海底からそびえる火山島で、面積は642平方キロメートルと、淡路島より一回り大きい。
そのほぼ中央に位置するラ・クンブレ島の高さは1494メートルで、19世紀以降相次いだ活発な噴火活動で、ほとんど植物が生えず、人も住んでいない。
ガラパゴス国立公園の職員によると、現地時間16日午前11時と11時15分ごろに2回の噴火を観測。火口からは高さ2400メートルの噴煙が立ち上り、風で西北西方向に250キロ運ばれた。
またIGEPNによると火山の北北東斜面では溶岩流が流れ落ち、海岸付近まで到達したことを確認。溶岩が海水に触れると二次爆発を起こして大量の有毒ガスが発生するおそれがあることから、付近を航行する船舶に注意を呼びかけている。
噴煙は火口上空2400メートルまで上昇(Enrique Angermeyer/Parque Galápagos)
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溶岩流出は夜も続いた(Enrique Angermeyer/Parque Galápagos)
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