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ネタバレ注意!『デッドプール2』トリビア20選【大物俳優がカメオ出演!】

2018年6月9日更新

いよいよ2018年6月1日に日本公開される『デッドプール2』。期待が高まる本作のトリビアをご紹介。本編のネタバレがありますので、鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします。

『デッドプール2』のネタバレトリビアをご紹介!

前作のヒットから2年、「俺ちゃん」こと、あの無責任ヒーローが帰ってきました。『デッドプール2』は、全米では2018年5月18日に公開され、大ヒットを記録しています。 R指定映画史上最高の初日興行収入を獲得し、X-MENシリーズでウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンも絶賛している本作。続編でも過激に暴れまわってくれるであろう俺ちゃんに、期待している人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、すでに鑑賞した方も必見の『デッドプール2』のトリビアをご紹介しましょう。 作品のネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

1.完全なる内輪ネタ「レアード、行くぞ!」

Xフォースとともにヘリコプターに乗って奇襲に向かうシーンで、デッドプールは「レアード、行くぞ!」と言っています。しかし、レアードという名前のキャラクターはいません。 実は、レアードとは本作の衣装担当スタッフの名前。彼はライアン・レイノルズがデッドプールの衣装に着替えるのを手伝っているそうです。その名前は、本作の特報でも登場していました。 この特報では、背景に『ローガン』(2017)を上映している映画館があったり、電話ポックスで着替えている間、スーパーマンのテーマがかかっていたりと、さまざまなヒーロー映画のパロディが盛り込まれています。 また、マーベル映画に必ずカメオ出演しているスタン・リーに向かって、本人の名前を呼ぶという禁じ手も披露しました。

2.前作では「本当のヒーロー」だったのに……?

前作『デッドプール』(2016)では、オープニングクレジットで脚本チームの紹介として「本当のヒーローたち;(The Real Heroes Here;)」と記されていました。 ヒーロー映画としてはかなりの低予算だった前作を、大ヒットさせるための脚本を完成させたチームに敬意を評したクレジットです。 しかし、今回の『デッドプール2』はショッキングなシーンで幕を開け、ウェイドと同じように観客は最初から絶望的な気分になるでしょう。 そんなシーンのあとのオープニングクレジットでは、脚本チームの紹介に「本当の悪役(The Real Villains)」と表記されています。

3.もはやお約束?“あの”デッドプールのパロディも

ウェイド・ウィルソンが初登場したマーベル映画を覚えているでしょうか?ウェイドは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)でウルヴァリンらとともに「チームX」に加入するミュータントとして登場し、本シリーズと同じくライアン・レイノルズが演じました。しかし、このデットプールはコミックとはかけ離れた姿で、ファンから大不評を買ってしまいます。 『デットプール2』にも、もはやお約束となった「X-MEN ZERO」でのデッドプールいじりは本作でも健在。 「X-MEN ZERO」で、ウェイドが2本の刀だけで敵が撃ってきた弾丸をすべて切り刻むシーンが本作ではパロディになっています。最初の一発目の銃弾をスローモーションで真っ二つにするのも「X-MEN ZERO」と同じ。このシーンは、予告編でも見ることができます。

4.「片目のウィリー」って誰?

ケーブルと戦うときに、デッドプールは彼のことを「片目のウィリー」と呼んでいます。デッドプールはなぜこんな呼び方をしたのでしょうか。 この真相は、ケーブルを演じたジョッシュ・ブローリンの過去の出演作にあります。ブローリンは、1985年の『グーニーズ』で映画デビュー。『グーニーズ 』は、海賊「片目のウィリー」の財宝を探す物語です。ケーブルが片目であることから、そのように呼んだのでしょう。 また、『デッドプール2』では、ブローリンが『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』(2018)で演じたサノスについても言及があります。なんて自由なのでしょうか。 デッドプールを演じるライアン・レイノルズの他作品でのキャラクターについては、後ほどご紹介しましょう。

5.ウェイドの衣装にも注目!

『グーニーズ』といえば、もうひとつ注目したいのはウェイドの衣装です。 戦いのあとブラインド・アルとともに再生を待っている間、ウェイドが着ているのは花柄のアロハシャツ。これは『グーニーズ』に登場するキャラクター、チャンクの衣装とよく似ています。 この衣装でチャンクが腹踊りをする場面は、映画ファンの間でも人気が高いシーン。これもやはり、ケーブルを演じるブローリンを意識した内輪ジョークでしょう。 また、Xマンションを訪れるシーンでは、ウェイドは猫柄のTシャツを着ています。このTシャツに使われている写真は、テイラー・スウィフトの飼い猫のもの。 ウェイドを演じるレイノルズは、妻ブレイク・ライブリーがスウィフトと親友であるため交流があります。俳優の私生活もネタにしているわけですね。 映るのはほんの一瞬ですので、ぜひ注目してみてください。

6.X-MENはウェイドに会いたくない?

ケーブルと戦う仲間を募るため、Xマンションを訪れたウェイド。中にはコロッサスら数名しかいないように見えましたが、実はほかにもX-MENがいたようです。 現実的には、彼らは権利の関係で登場できないわけですが、作中ではなにか別の理由で姿を見せないのかもしれません。 X-MENは、ウェイドがXマンションを訪れると、彼を避けるように1つの部屋に集まって隠れたようです。その部屋にはプロフェッサーXをはじめ、ビーストやサイクロップス、クィックシルバーなど、おなじみの面々がおり、彼らはウェイドが見ていないほんの短いカットの間に、そっと扉を閉めてしまいます。ひどいですね。

7.『ローガン』の最後のシーンを再現

デッドプールは、ウルヴァリンと同じヒーリングファクターを持っているため、前作でもウルヴァリンや彼を演じたヒュー・ジャックマンについてのジョークがふんだんに盛り込まれていました。これは、本作でもファンの期待するところなのではないでしょうか。 『デッドプール2』は、『ローガン』(2017)のエンディングからつながっているようです。 本作のオープニングでは、年老いたタンクトップ姿のウルヴァリンのフィギュアが木の枝に刺し貫かれ、切り株のおもちゃの上に横たわっている姿が再現されています。 また、エア・サブライの曲「オール・アウタ・ラブ」が『ローガン』に登場したオルゴールから流れてきます。

8.『デッドプール2』以外のタイトルも多数検討されていた!?

本作は、制作決定時に仮タイトルとして発表された、『デッドプール2』のまま公開されました。しかし、ここに落ち着くまでには100通り近いタイトル候補が検討されていたそうです。 ライアン・レイノルズによれば、それらのなかには『デッドプール:ユニコーン・マウンテンからの脱出』や『デッドプール:エレクトリック・ブーガルー』、『デッドプール:郊外のコマンドー2』など、わけのわからないものが多数あったとか。 また、脚本を担当したレット・リースとポール・ワーニックも、最初はバカバカしいタイトルをつけるつもりだったと語っています。しかしそれは、ここ数年のヒーロー映画の傾向と同じであるため、むしろ『デッドプール2』の方が新鮮に聞こえると判断したそうです。 日本の観客としては、邦題もそのままになったことがうれしいですね。

9.ドミノたちにMCUキャラクターにちなんだあだ名をつける?

デッドプールは、どうやらマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品を個人的に鑑賞して楽しんでいるようで、MCUに関連した発言も多く見られます。 ある場面では、黒いレザーの服を着ているドミノを見て、彼女のことを「黒人のブラック・ウィドウ(black Black Widow)」と呼んでいます。 また、ドーピンダーのことは「ブラウンパンサー」、ケーブルのことを「ウィンター・ソルジャーみたな腕の不機嫌クソじじい」と呼ぶ場面も。 デッドプールが巨体の敵と戦う際には、ブラック・ウィドウがハルクをなだめるときのような戦術をとるシーンがあります。

10.ピーターのツイッターアカウントが大人気!

「午後からXフォースの練習。みんないい奴だ。本当にいい奴。有酸素運動しなきゃな」

スーパーパワーを持っていないにも関わらず、Xフォースに加入することになったピーターという中年男性。予告編に登場したときから彼には大きは注目が集まっていました。 実はピーターは秘密のツイッターアカウントを持っており、その微妙なツイートの数々が話題になっています。 アカウント名はPeter W.(@PeterW_1974)。2018年3月ごろからおかしなツイートを投稿しつづけている彼のアカウントを見ると、彼のキャラクターが少しわかるようになっています。 どうやらピーターは養蜂をしており、スーザンという妻がいるもよう。また、なつかしのドラマ『フレンズ』のファンのようです。 気になる人はチェックしてみてください。

11.ウェイドはケーブルの義理の母のファン!?

冒頭のショッキングな出来事で落ち込んだウェイドは、1983年映画『愛のイエントル』を見て、劇中歌『パパ、見守ってください(原題:Papa, Can You Hear Me?)』を聞いています。 『愛のイエントル』の主演は、ミュージカル女優として有名なバーブラ・ストライサンド。このギャグは、ウェイドが彼女のファンであるということだけでなく、メタ的な要素も含んでいます。 実は、ストライサンドはケーブル役のジョシュ・ブローリンの義理の母にあたる人物です。ブローリンの父ジェームズは、最初の妻との間にジョシュを授かりましたが、1984年に離婚。その後、ストライサンドが彼の3人目の妻となりました。