次の金融危機は「広範囲」=再発防止に規制重要—元米政府高官
【ワシントン時事】世界を揺るがしたリーマン・ショックから間もなく10年。米財務次官補として金融危機対策に携わったメリーランド大のフィリップ・スウェーゲル教授(52)は18日までにインタビューに応じ、次に金融危機が起きれば「極めて広範囲に及び、長期化する」と警戒を呼び掛けた。「最善の対策は危機が再び起きないようにすることだ」と述べ、金融規制の重要性を訴えた。
米経済は、失業率が18年ぶりの低水準にあり、株価や不動産価格が大きく上昇している。スウェーゲル教授は、2000年代初めのITバブル崩壊直前の「金融緩和、景気拡大の状況に似ている」と指摘。高成長が続く中で楽観論が広がり、「景気後退が差し迫っていると考える人は誰もいない」と語った。
[時事通信社]
米経済は、失業率が18年ぶりの低水準にあり、株価や不動産価格が大きく上昇している。スウェーゲル教授は、2000年代初めのITバブル崩壊直前の「金融緩和、景気拡大の状況に似ている」と指摘。高成長が続く中で楽観論が広がり、「景気後退が差し迫っていると考える人は誰もいない」と語った。
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