金利など調整できたらなんとか返済できる。
ここには優先的に返済したい・・・そんな風に選びながら返済できる方法が任意整理です。
借金問題の解決方法は大きく分けて5つになります。
①自己破産
②小規模個人再生(個人再生)
③給与所得者等再生(個人再生)
④任意整理
⑤完済(おまとめローンなど)
今回は④の任意整理を10秒で説明したいと思います。
10秒で知りたい方は目次の「10秒でまとめ」をクリックして飛んでください。
任意整理ってなに?
任意整理はほとんどの方がお分かりだと思いますが、債権者と債務者が話し合って返済方法を整理することです。
ほとんどの場合は借金の元金は変わらないことが多いです。
任意整理では、未払い利息・将来利息・遅延利息が免除されます。
ただし借金の総額を減らす効果はあっても借金の元金が減ることは稀です。
そして双方納得の上で元金の減額や金利や延滞金の免除などをした上で決まった期間に返済していく制度です。
任意整理はほとんどの場合が弁護士の先生や司法書士の先生など専門家が委任され、債権者との和解を行います。
分かりやすく言うと・・・
この人だけには返しておきたい・・・でも裁判なんか無理
金利だけでも免除されないかな?
・・・って方が検討する制度です。
利用条件は?
これは制度ではないので特に利用基準はありません。
ただし返済状況や収入に課題はあります。
任意整理しても今後返済が難しいと判断されたり、借金をしておきながら一度も返済していないなどになると任意整理は難しくなります。
※その他不正や法律違反がないなどもあります。
分かりやすく言うと・・・
今後もきちんと返済できるの?
今までちゃんと返済していたの?
そんな方が利用できる方法の一つです。
気になる返済金額は?
ほとんどの場合は、金利免除で元金の支払いとなるようです。
なので元金の減額は期待できません。
メリットとデメリット
任意整理のメリットとデメリットはどんなものがあるのか?
任意整理のメリット
①支払いがいったん止まる
和解交渉の期間は返済が止まります。
②裁判所は不要
当然官報に載ることもありません。
③任意整理の対象を選べる
自己破産や個人再生は、債権者平等で全員同じ条件になりますが、任意整理は整理先を選ぶことができます。
④職業制限がない
⑤自宅への通知や財産の没収がない
任意整理のデメリット
①交渉が成功し和解するとはかぎりません
②元金がほとんど減額されない
③3年~5年で返済
借金は早く返せることがいいのですが、そもそも7年返済とかで借りていた場合は、その2倍近い金額を毎月返済することになります。
10秒ででまとめ
▽ここから10秒説明▽
連帯保証人に迷惑かけられない・・・
この借金だけ済ませたら楽になる・・・
自己破産や個人再生は選べない
そんな方は任意整理も考えてください。
あえて一択とは言いませんし、和解できなかった場合の選択肢も考えておく方がいいと思います。
△10秒説明ここまで△
任意整理での注意!ただしこれには気を付けて!
本当に任意整理でいいのか?
借金問題の解決するにあたって最初に考える手段の一つが任意整理だと思います。
でもそれは最初に考える手段であって最良の方法ではないかもしれません。
あらゆる方法をじっくり考えての答えであることを願います。
今は大体の弁護士事務所も無料で借金問題の相談を受けてくれています。
まずは電話で相談もどうでしょうか?
いつも応援ありがとうございます。