2018年06月15日
新方位術 結論その2
高島正龍先生の言いたかったこと。
秘伝書の「八陣の秘法」は大変興味深い内容であるが、肝心要の部分は触れていない。
金函玉鏡についての扱いも同様だ。
この術はどう考えても、毎日の吉凶方位を算出するための術であるのにもかかわらず、個人の生日干支を基に算出した金函玉鏡盤による命理占としてしか、説明されていないのである。
これは、本人も解っていたと思う。意図的に隠蔽したものだ。
理由は、既存の九星気学との兼ね合いだろう。
(これは透派が奇門遁甲を売りたいがために、意図的に金函玉鏡を無視したのと同じことである。)
高島正龍先生本人は、実は方位術として金函玉鏡を捉え、私が前回述べたように、八門で吉凶を判断し、九星にて象意を求める方法が、もっとも妥当であると思ったのではないか。
2018年06月14日
新方位術 結論その1
さて、結論である。
結論というよりも、自分が使用する方法を紹介する。
あくまでも、自分が使用する方法であって、最終的な正解ではない(というよりも、正解など存在しないと思う)。
旅行など日の吉方位の算出は、金函玉鏡を用いる。その時の注意点は「八門」の吉凶を最重視するということだ。九星は吉凶よりも気学的な使い方(相生、相剋、比和)を適用するが、決して相生だから吉、相剋だから凶という短絡的な使い方はしない。
十二神は参考程度。
出発時刻は、重視する。金函玉鏡の黄道と黒道のことである。
奇門遁甲の時盤は、八門だけ参考程度に。