海苔はうまい。僕はおやつがわりにそのままばりばりと食べることもあるくらい好きだ。
ところが「海苔はどんな味がするか」ということを、これまで深く考えていなかった。ましてや「どんな味の海苔が好みか」なんて質問、いままでの人生で全く想定していなかった。 今回僕が行ったのは「24種類の海苔の食べくらべ」イベント。容赦なく上記の質問を突きつけられることになる。
1982年、栃木県生まれの指圧師です。自分で企画した「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。何をしているときでも「みんなが自分の治療院に来てくれるといいな~」って思っているのですが、ノイローゼでしょうか。
前の記事:「午前中だけで大阪観光を終わらせたい」 人気記事:「女子小学生向けの「写真の撮られ方」をやってみた」 > 個人サイト 下北沢ふしぎ指圧 軽い気持ちで参加したらマジのイベントだった「知り合いが海苔の食べくらべイベントがやるから誰か行きたいライターいませんか?」デイリーポータルZ連絡用チャットでこんな書き込みを見つけて、あまり深く考えずに手を上げた。海苔好きだし。
ところが前日に届いた資料を見て面食らう。食べくらべに使う海苔は「24種類」だというのだ。せいぜい7~8種類かと思っていた。多すぎる。記事にするときに味を書き分けられるが自信ない(この記事の3ページ目からがんばって書き分けようとしています)。 不安なまま会場に到着
会場は原宿の一画にある貸しイベントスペース。参加者は20人ほどだという。テーブルの上に大量の海苔が並べられていた。これを食べくらべるのか……。
参加者の味覚テストから始まった参加者が集まってきたところで、主催者が「これからみなさんの味覚のテストをします」という。テスト? 海苔の食べくらべじゃないのか。なんだなんだ、と思っているとコップが回されてきた。
味覚のテストはこんな要領である。
・コップを4つ用意する ・コップの中には人間が味をギリギリ感じられる程度の「塩味」「甘み」「旨味」成分を溶かした水が入っている ・残りの一つはなにも溶かしていない水 ・どのコップになにが入っているのかを参加者が当てる 不安
これがまあむずかしい。どの水も単体は味がわからない。他の水との比較で「これかな……?」と探ってゆく感じ。
「いまの水が『甘み』だと思う人!」と主催者。「ハイツ」と返事をする僕。正解で思わず笑顔になった……
僕は全問正解だった。とりあえずホッとする。会場を見ると7割くらいの正解率だったようだ。なんだかもう一仕事終えたような気持ちだが、海苔の食べくらべはまだこれからである。
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