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「原付2種」免許の教習日程短縮へ 「世界標準」の125cc乗りやすく 「日本独自」50ccの今後は

法令改正により、125cc以下のいわゆる「原付2種」に乗れるAT小型限定二輪免許の教習日程が、2018年7月にも短縮される見込みです。この免許取得について、かねてから業界では負担の軽減を呼び掛けていましたが、背景には何があるのでしょうか。

週末2日で取得可能に

 排気量125ccまでのATバイクに乗れる「AT小型限定普通二輪免許」について、これを普通自動車免許保有者などが取得する場合の教習にかかる日数が、最短3日から2日に短縮される見通しです。すでに警察庁と国家公安委員会が、この内容を踏まえた道路交通法施行規則の改正案を確定しており、7月中にも施行されます。

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ホンダ「クロスカブ110」。AT小型限定普通二輪免許で乗れる「原付2種」(画像:ホンダ)。

 排気量125cc以下のバイクは「原付2種」と呼ばれ、地の色がピンクの原付ナンバープレートが交付される車両です。現状で普通免許保有者などがAT小型限定普通二輪免許を取得する際には、8時限の技能教習と1時限の学科教習が必要。1日あたりの技能教習が第一段階(基本操作および走行、計3時限)で2時限まで、第二段階(応用走行)で3時限までとされており、教習終了に最短でも3日を要しました。

 改正後は、1日のなかで所要の休息時間が設けられることで、1日あたりの技能教習が第一段階で3時限まで、第二段階で4時限までに引き上げ。教習終了までに必要な日数は最短で2日となり、週末の2日間で取得することも可能になります。

 法令改正にあたり警察庁が4~5月に実施したパブリックコメント(意見募集)には、「技能教習は継続的に実施したほうが習得しやすいため問題ない」「2日間で教習を修了できることは免許取得の利便性につながる」といった賛成意見や、「1日4時限の技能教習を受ける教習性の理解度には問題がある」といった反対意見など、計78件が寄せられました。

 警察庁は実験教習を行った結果、上限時間を1日1時限ずつ引き上げても安全性や教習効果への影響はないと認められたことを踏まえ、改正に至ったとしています。また、関係団体などからも、利用者の利便性を向上させるために、日程を短縮してほしいと要望があったとのことです。

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