(1)バクテリア関連商品

「バクテリアは買うものではありません!」今まで何度この台詞を吐いた事でしょう。

頭の固い古い人間が根性論の如く叫んでいるだけ、そう思われるのではというほどにバクテリア関連商品が正当性を主張しつつ巷にあふれているようですので、誰にでも解り易いアプローチで販売すべきでない事を解説しましょう。

まず水槽で生き物を飼う為の良好な水質を維持する為にバクテリアという目には見えない生き物の力を借りるというのは、誰でも漠然とした情報としてでも聞いたりして感じている事だと思います。
そのバクテリアを水槽システムの「どの部分」に住まわせて、そのバクテリアを大事にする為には「何をすべきで、何をしてはいけないか」を理解する事が水槽飼育の基本なのです。

では、巷のバクテリア関連商品の取り扱い説明を見てください。
水槽システムの「どこに」バクテリアを住まわせ、それを「大事にする為に」なにをすべきか、その説明がなされている商品がありますか?
本当に有効なバクテリアを培養して休眠させて云々・・・正しい知識が備わっていないビギナーがついつい手に取って試したくなるような着飾ったどうでも良い情報だけが書かれている商品がほとんどだと思います。
本当に飼育に有効に働くバクテリアでも、それを定着維持させる為の説明が伴わなければ何の意味もないのです。
大事なバクテリアを痛めないようにするのが飼育の肝ですから、ただ売るだけのみならず定期的な追加までを勧めていたりするようなら話にもなりません。

バクテリアとは何か、そのバクテリアとどのように付き合って行くべきか、それを説明しつつの「授業料徴収」的なバクテリア販売ならば、たとえそれが全く効果の無いただの色水だったとしても、ある意味「あり」なのかもしれません。
しかしバクテリアが「本物である」「純粋に培養した」そのようなどうでも良い事だけに重点を置き、正しい説明をしない商品とその販売というのはいかがなものでしょうか。
水槽も何も持っていないと判り切っているお客さんに魚を売りつけるのと全く変わらない無責任な行為なのです。

バクテリとは何か、何をしてくれるか、どのように維持管理すべきか、基本から総合的に説明するのがプロの仕事だと考えていますので、過去に一度としてバクテリア関連商品は販売した事はありませんし、今後も一切するつもりはありません。


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