アメリカ海軍は2018年6月10日(日)、アメリカ海軍の病院船「マーシー(T-AH-19)」が横須賀基地に入港したと発表しました。病院船「マーシー」の日本寄港は今回がはじめてです。
「マーシー」はパシフィック・パートナーシップ(PP18)に参加し、ベトナム・ニャチャンへの入港で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ(LST-4001)」と日本到着前に交流を深めています。日本への寄港は、船舶の能力の確認・実証と、アメリカ軍と日本との関係強化や慈善活動が目的です。
横須賀への寄港で、海自の医療関係者と、各種課題の意見交換、医療シンポジウムの開催、人道支援・災害救援(HA/DR)訓練時の体制について意見交換します。その後、東京では政府関係者、メディア関係者、住民を招いたツアーを開催するほか、乗員による医療セミナーの開催を通じて、マーシーの医療能力を紹介します。
東京港では、6月16日(土)に東京港大井水産物埠頭で一般見学会を開催します。この見学会は事前募集で、すでに参加申し込みは終了しています。東京訪問後は再び、横須賀に戻り、船舶、航空機、施設の能力の披露や確認を行います。
「マーシー」はPP18の任務としてインドネシア、マレーシア、スリランカ、ベトナム、ヤップ、パラオ、タイなどを巡り、PP18参加者やホスト国の医療、工学、HA/DR関係者と技術的な専門知識の交換を行なっています。