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 大腸の粘膜に炎症が起こる原因不明の難病「潰瘍性大腸炎」の治療を目指し、東京医科歯科大のチームが、患者の大腸から粘膜のもとになる幹細胞を採取・培養して患部に移植し、粘膜を再生する初の臨床研究に乗り出す。粘膜が深く傷ついた重症患者が対象で、今秋にも1例目を行う。この再生治療が成功すれば、重症患者も再発しない状態まで回復する可能性がある。

 潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができ、下痢や血便、腹痛などを起こす。国内の患者数は20万人以上とみられ、国の指定難病の中でも特に多い。薬などで炎症を抑える治療が一般的だが、重症の場合は症状が繰り返して悪化し、大腸がんになる恐れもあるため、大腸切除を余儀なくされることも多い。こうした重症患者は全体の1割近くに上るという。

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米マサチューセッツ州にあるハーバード大学に隣接するハーバード広場を歩く人々(2007年3月16日撮影、資料写真)。

ハーバード大学、入学志願者を差別か

【AFP=時事】米名門ハーバード大学(Harvard University)の入学審査指針がアジア系の入学志願者に不利な内容であることを大学側が認識していたことを示唆する書類が15日、マサチューセッツ(Massachusetts)州の連邦地方裁判所に提出された。 書類を提出したのは公正な大学入学審査を追及する米非営利組織「SFFA(Students for Fair Admissions)」。SFFAはハーバード大学が優秀なアジア系志願者の入学を減らして白人、黒人、ヒスパニック系の志願者らを優先して入学させているとして、2014年に同大を提訴していた。 SFFAが15日にマサチューセッツ連邦地裁に提出した書類は、ハーバード大学が2013年に入学審査指針を精査したことを示している。 SFFAの主張によると、ほかの人種と比較してアジア系志願者は総体的に学業成績が高いにも関わらず、ハーバード大学の指針はアジア系志願者を冷遇していることが明らかだという。 アジア系の学生は、人種が問われなければ全体の26%、学業成績のみで判断されれば43%を占めるはずのところが、ハーバード大学の指針に基づいた結果、わずか19%だった。 SFFAによれば、ハーバード大学は、実質的に不変の同大の人種グループの割合を維持する目的で、入学指針を適用してきたという。こうした指針は、ハーバード大学など複数の大学がユダヤ人学生の人数を制限しようとしていた1920年代までさかのぼるが、現在では制限対象がアジア系学生になっているという。 これに対し、ハーバード大学は「アジア系米国人を含め、いかなる集団の志願者も差別していない」とアジア系への差別疑惑を否定。同大も自校の入学指針を擁護する書類を裁判所に提出した。【翻訳編集】AFPBB News

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海外

野崎氏の家政婦「次は私が」怯えた声

死因が「急性覚醒剤中毒」と特定されたことで、一気に殺人事件の疑いが濃くなった“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助氏(享年77)の死。55歳年下の妻や家政婦の自宅にまで捜査は及んだが、事件は長期化の様相を見せている。 野崎氏が死亡した時に妻・Sさん(22)と一緒に野崎邸にいた家政婦のKさんは、和歌山に戻ることを拒否しているという。 「東京の自宅にも帰らず、今は友人宅に身を寄せているようです。野崎さんの会社関係者が“和歌山にはもう来ないのか?”と聞いたら“戻ったら次は私が殺される”と怯えていたそうです」(野崎氏の知人) Kさんは和歌山県生まれで、野崎氏と出会ったのは30年も前のことだ。 「同郷のよしみで、社長はKさんが開いたばかりのクラブに通い詰めていた。ちょうど社長が東京で金融業を始めた頃で、Kさんも社長の仕事をずいぶんと手伝ったそうです。社長とは“深い関係にあった”というのがもっぱらです」(別の従業員) いずれにしても事件が解決するまでは、それぞれ(東京の)自宅を捜索されたSさんとKさんは、今後も警察から事情を聴かれ続けることになるだろう。 実は、野崎氏が死亡した時に野崎邸にいたのは、「SさんとKさんの2人に限らないのではないか」という声が捜査関係者からあがっている。 「自宅には8台ほどの防犯カメラがあり、全て警察が押収して解析を進めています。しかし野崎氏が亡くなった日、電源が入っていなかったカメラがいくつかあったようだ。あの日、SさんとKさん以外の誰かが家の中にいた可能性も視野に入れて捜査している」(捜査関係者) 決論が出るのはいつなのか。 ※週刊ポスト2018年6月29日号

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国内

今週前半、九州から関東に大雨恐れ

今週は九州から関東で大雨の恐れ。月曜にかけて、台風6号から変わった低気圧が本州の南の海上を進み、水曜から木曜は梅雨前線の活動が活発化する予想です。 ●台風から変わった低気圧 沖縄に記録的な大雨をもたらした台風6号は17日午前9時に温帯低気圧に変わりました。この低気圧が18日(月)にかけて本州の南を進むでしょう。九州から近畿の太平洋側は18日(月)の午前中を中心に雨で、激しく降る所もありそうです。東海は夕方まで雨、関東も昼ごろから次第に雨が降りだすでしょう。沿岸部を中心に雨脚が強まる所もありそうです。大きめの傘があると良いでしょう。低気圧が近くを通る伊豆諸島では非常に激しい雨の降る恐れもあり警戒が必要です。 ●梅雨前線活発化 20日(水)から21日(木)にかけて、梅雨前線が本州付近まで北上するでしょう。九州から東北にかけて広く雨が降りそうです。暖かく湿った空気が流れ込むため、梅雨前線の活動が活発化するでしょう。九州から近畿を中心に活発な雨雲が次々とかかり、大雨となる恐れがあります。東海や関東も雨脚が強まり、雨量の多くなる可能性があります。 先週末は台風6号や梅雨前線の影響で沖縄で記録的な大雨となりましたが、今週は元台風6号や梅雨前線の北上に伴い、西日本や東日本で大雨となる恐れがあります。最新の気象情報に注意して下さい。

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天気

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