◆ ニンジャバットマン 鑑賞◆
評価/オススメ:★★☆
文月的採点(23/50点)
この作品ジャンルは?:エンタテインメント
オススメしたい人は?:DCコミックヒーローファン
印象を一言で?:アルフレッドの適応力!!!!
グロテスクですか?:あのシーンは漫☆画太郎さんじゃありません。
◆synopsis◆
現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。
戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく、世界の歴史すらも変わってしまう!
絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは世界の歴史改変を阻止することができるのか?
日本と世界の歴史を賭けて、時空を超えた壮大な戦が幕を開ける!
※公式サイトより
◆comment◆
2018.06.15 より公開です。
DCコミックヒーローが、日本の戦国時代にやってきた!!
アニメ制作はわたしも腹筋崩壊させられた「ポプテピピック」にも参加の神風動画!
しっかり、コラボCMとか作ってて笑えます。
本作は日本よりも海外ウケのほうがよろしいかと。
「ジャスティス・リーグ」(2017)でも特殊能力は
金持ち
と言い切ったバットマン。
卓越した頭脳と肉体・財力をベースに開発したガジェットを駆使して戦う生身の人間なんですな。
MARVEL側で対比されるとすればご存知・アイアンマン。
本作ではそんな彼がとある事件に巻き込まれていきなりタイムスリップをしてしまうところから始まります。
初期はともかく近年のバットマンの洗練された出で立ちは確かに「ニンジャ」
クリエイターの食指が動かないわけありません。
作画の圧倒的な「海外ウケするアメコミっぽいかくあれかし日本」クオリティが無ければ批判されていたでしょう。(その方針は方針で批判されそうだけど)
※というものの、私個人としては良くできたゲームのムービーに様にも受け取れる場面が多々ありました。
この物語はおそらくそのアメコミと日本のアニメクオリティの融合にのみ日本人は目を引きますが、ストーリー自体に何か真新しい発見だとか感動だとかを得る要素はあまりないかと。
繰り返しますが海外での評価は間違いなく高い。
絵もモチーフも展開もヒーローとヴィランが最終的に
「関ヶ原」
(劇中は似た言葉で置き換えられていますが)
しちゃうところなんかも海外のアニメファンはたまらないでしょう。
21世紀のジャパニメーションが海外にグイグイ食い込んでいくであろう可能性を楽しむ作品です。(それを迎合と呼ばないでほしいけど)
公式サイトでもあらすじで書かれているように、バットマンに登場する有名ヴィランたちはほぼ全員集合ですし、なんせ戦国大名になりすましなんですもんな。
誰がどの武将を兼ねているのかを答え合わせしていく楽しみはあります。
ま、彼らの容姿からピンとくる方も多いでしょう。
結局のところ、
ジョーカーに始まり、ジョーカーに終わり
ますがね。
わたしの中でのキャットウーマンはもちろん「アン・ハサウェイ」ですが、クラっときてしまう。
彼女たちのフィギュアが発売されるとか、はじめから狙っていたとしか思えませんが。。。
そうなのです。
この全員集合感。
わたしが諸手を挙げて★をたくさんつけなかったのは、単純明快なストーリーの飾り付けにキャラクターを使ってしまったところです。
ちょっとがっかりしてしまったのは、キャラクターが魅力的で豪華すぎたがゆえに、ひとりひとりの見せ場が少なくなってしまい、味が薄くなったかなぁ。
ペンギンにしろ、トゥー・フェイスにしろ、デスストロークらにしろ、それぞれで1本映画が成立し得る強烈なヴィランですからね。
あ、バットマンの仲間たちも同じです。
もうすこし彼らの見せ場を・・・。
デッドプール2のXフォース並のインパクトが欲しかった。
日本人にはお馴染みの戦隊ヒーローや特撮ヒーローのコラボと同列だからなのだろうか。
アベンジャーズにしろ、ジャスティスリーグにしろ、ヒーローの飽和が流行なのでしょうが、ちょっと前のクリスチャン・ベールの「ダークナイトトリロジー」の様な骨太感が欲しい今日このごろです。
戦国モノのコンテンツを知っていたり、プレイしている方からすれば、物足りなさを感じてしまうんでしょうけど。
わたしみたいに。
歴史改変を防ぐという目的もおそらく最後はどうてもいいや、
という流れになっているのは触れてはいけないお約束です。
あれ、もう歴史とかどうでも良くなっている。。。
物語は無事にエンディングを迎え、すっかりジャパナイズされてしまったブルース一行。
ラストカットの「バットモービル・ver.戦国」のシュールさは、最後の最後で笑わせてくれます。
というか、全編通して未来への帰還直後の
「バットシグナル・ver.戦国」
と
「バットモービル・ver.戦国」
のこの2つを書きたかっただけなんじゃないだろうか?とツッコミたくなる
(いい意味でね)
あ、ちなみにver.戦国はSENGOKUとでも書いても良いかも。
わたしの完全な造語ですが。
悪い作品ではない、むしろ
「アルフレッド」の有能さを堪能
できる1作です。
あそこまで自然体でありながら、ものすごいことができる人になりたい。。。
芳忠さん!!!!さすがっす!!!
2018年映画鑑賞 188本目
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◆overview◆
・上映時間:85分
・監督:水崎淳平
・脚本:中島かずき
・メイン・キャスト(CV)
山寺宏一 バットマン
高木渉 ジョーカー
加隈亜衣 キャットウーマン
釘宮理恵 ハーレイ・クイン
子安武人 ゴリラグロッド
田中敦子 ポイズン・アイビー
諏訪部順一 デスストローク
チョー ペンギン
森川智之 トゥーフェイス
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