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【芸能・社会】

SKE48・須田亜香里 2位 逆境をパワーに「30歳までアイドル」

2018年6月17日 紙面から

2位になり、笑顔を見せるSKE48の須田亜香里(右)。左は松井珠理奈=ナゴヤドームで(木戸佑撮影)

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 珠理奈か、須田か-。不安げに下を向いていた須田亜香里(26)は2位で名前が呼び出されると、顔をきりっと上げて笑顔を見せた。1位になれば30歳までアイドルを続けたいと宣言。2位に甘んじたがと徳光アナに尋ねられ、「できれば30歳まで」。SKEで1、2位という須田にとってのセカンドベストの結果に満足しているようだ。

◆「釣り師」「ブス」

 2009年に活動を始め、今はチームEリーダー。デビューから3年は公演で後ろや端の目立たないポジションだった。それでも手を大きく広げて存在をアピールし、握手会ではファンを名前で呼びかけてきた。ファンの特徴をメモした伝説のノートは今、12冊。握手会でのサービスぶりから「釣り師」と呼ばれたり、「ブス」と言われてもキャッチフレーズに取り込んだり。

◆いつでも努力!

 「総選挙に向けて努力はしない。いつもしているから」。握手会は相談会になり、伸び悩む後輩には自身の体験を語る。デビュー時からセンターだった珠理奈と比べて「上り方がぜんぜん違う」。逆境をパワーに変える天才がトップ目前まで追い上げた。

◆「私がびっくり!!」

 希望の順位ではなかったが「私が一番、びっくりしています」。7位、6位の一昨年、昨年を上回る躍進を喜ぶ。「(今回の上位メンバーは)センターばかり。私は全く期待されず、ストレスフリー、プレッシャーなし。なぜこのルックスでここまで来たのかという皆さんの疑問を糧にしてきた」と自虐も交える。

 テレビ出演が増えたこの1年、感じたことがある。「世間の皆さんは思っている以上に48グループに興味がないんです。メンバー一人一人が個性を出すことを恐れないで」。努力のアイドルのメッセージはこれまで以上に堂々と力を放っていた。

 

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