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【芸能・社会】

松井珠理奈、天下統一 AKB48総選挙

2018年6月17日 紙面から

AKB48世界選抜総選挙で1位になり、ファンに手を振るSKE48の松井珠理奈(高岡辰伍撮影)=ナゴヤドームで

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 アイドルグループ・AKB48の53枚目のシングル(9月19日発売)の表題曲やカップリング曲の歌唱メンバーをファン投票で決める「AKB48 53rd世界選抜総選挙」(中日新聞社ほか共催)の開票イベントが16日、ナゴヤドームで開催され、史上最多の339人が立候補した中、SKE48の松井珠理奈(21)が自身過去最多得票となる19万4453票を獲得。初の栄冠を手にし世界選抜のセンターをゲットした。2位はSKEの須田亜香里(26)で地元・名古屋での開催となったSKEがワンツーフィニッシュを達成。3位はHKT48の宮脇咲良(20)が入った。

 自己最多得票に加え2位の須田に4万票の差をつけての圧勝。1位で自分の名前が呼ばれた珠理奈は満面の笑み。客席のファンに大きく両手を振り、全身に喜びをにじませながらスピーチのためステージ中央のマイクに向かった。

初めて女王の椅子に座り感無量の表情を浮かべるSKE48の松井珠理奈(木戸佑撮影)

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 徳光アナからトロフィーを受け取り、総選挙Vの証しであるガウンを羽織ると、「今日は泣きません。だって感謝しかないもん」と涙をこらえ、「いつも応援してくださって、ここまで私を連れて来てくれたみなさん、まずは本当にありがとうございます」とファンに感謝。深々と頭を下げた。

 そして、「大切なファンの方をがっかりさせることは言いたくないけど…私は、総選挙1位がゴールだと思ってやってきました」と意味深な発言。客席のファンからはどよめきが起こったが、「今、1位になりました。だから卒業しません。やっと気付きました。48グループにまだ必要と思ってもらえてるんだなって。うれしい」と、こらえていた涙がほおを伝った。

 スピーチを終えると、ほかのSKEメンバーを集め客席に一礼。総選挙の勝者のみが座ることを許されるイスに深々と腰かけ顔をほころばせた。

 選挙前、自身のツイッターで「実は、今までで一番プレッシャーを感じる総選挙です」と心境を吐露した珠理奈。初の名古屋開催とあって地の利は圧倒的に有利。初の栄冠奪取にかける思いが人一倍で、それが自分にとっての重いプレッシャーとなってしまったのか、開票イベントに先立って行われたコンサートでは過呼吸のような状態に陥って倒れ、スタッフに抱きかかえられて退場するハプニングがあった。

 これまで総選挙での最高位は昨年まで2年連続で3位。あと一歩のところで栄冠に手が届かなかったが、SKEの10周年のメモリアルイヤーにようやく初の栄冠をつかんだ。1位の公約に掲げているのは「名古屋でパレード」。これまでで最高の笑顔を浮かべて愛する名古屋の街をパレードすることになりそうだ。

<松井珠理奈(まつい・じゅりな)> 1997(平成9)年3月8日生まれ、愛知県出身。2008年7月、SKE48のオープニングメンバーオーディションに合格し同10月公演デビュー。同年、11歳でAKB48の10枚目シングル「大声ダイヤモンド」の選抜入り。12年から15年にかけてAKB48のメンバーを兼任。16年に「死幣-DEATH CASH-」(TBS系)で連続ドラマ初主演を果たす。総選挙の最高位は16年と17年の3位。163センチ、血液はB型。愛称は「じゅりな」。

 

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