62歳神戸市職員 勤務中に92回弁当を買い“懲戒処分”のウラ
弁当を買いに行く途中でトラックにはねられて“不正”がバレた。神戸市は昨年4~10月、勤務時間中に92回、親族が勤める店に弁当を買いに行った環境局の男性職員(62)を、5日付で停職1カ月の懲戒処分にした。
この職員は市職員に採用されて以来、環境局に勤務し、廃棄物収集業務を担当。定年後は再任用職員として雇用延長され、2016年、現在の廃棄物収集事業所に配属された。
職員は職場近くに住んでいて、昨年3月までは自宅から持参した弁当や、通勤途中に買ったコンビニ弁当を事業所内でおとなしく食べていたという。ところが昨年4月、親族が同じ区内の弁当屋に勤務していることを知ると、「近くやから、弁当買いに行ったるわ」と、わざわざ事業所から3キロ離れた店まで足を運ぶようになった。
「当初は自動車通勤だったので車で買いに行っていましたが、途中から自転車通勤になったため、店まで往復1時間近くかかるようになった。弁当を食べる時間も必要ですから、早い時は午前11時すぎにコソッと事業所を抜け出していた。所内には数十人の職員がいますが、何も言わずに出て行っていたので、誰も気づかなかった。平均すると、週3日ペースですね。天気によって行ったり行かなかったり。暑い夏場も“遠征”していたようです」(関係者)