こんばんは。「虹色の魚」が好きだった作者です。皆さんご存知ですか?
絵本を何冊か買ってもらって、ページを行ったり来たりして、きらきら光るウロコに興じていた覚えがあります。今見ても多分好きです。
さて、虹という漢字には、「虫」という字が入っています。なぜか、ご存知ですか?
「虫」は本来は「蛇」
虹は古代から人々の信仰の対象でした。虹は空を横断する大きな帯ですから、古代の人たちはそれを蛇に準えたようです。
そもそも虫という字は、爬虫類の形の象形文字から来ているよう。虹が蛇に喩えられるからこそ、虹という漢字に虫が入っているのです。
アボリジニの場合
中国だけでなくオーストラリアでも、虹は蛇に喩えられています。アボリジニの神話には「虹蛇」が登場します。
雨の直後に現れることから、虹蛇は水の神様として信仰されています。雨上がりに現れる虹蛇は、ある池から別の池へと移動している最中。虹蛇が移動することによって、乾季でも池や川が潤いを失わないと考えられています。
水はあらゆる命の源。その生殺与奪を握る虹蛇は、生命をもたらす神、そして生命を破壊する神様として崇められています。
雨上がりの空を蛇が渡る...優雅な感性です。
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それでは!