Wake Up, Girls!

(画像はWake Up, Girls!公式ツイッターのスクリーンショット)

エイベックス・ピクチャーズ株式会社は15日、声優ユニット・Wake Up, Girls!が2019年3月をもって解散することを発表した。

これに対し、企画の立ち上げから劇場版アニメおよびテレビアニメ第1期の監督を務めた山本寛が、自身の公式ツイッターで怒りをあらわにしている。

■さらなる成長のための解散

Wake Up, Girls!は、吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑の7名からなる声優ユニット。アニメと現実のアイドル活動をリンクさせていくことを前提にオーディションで選ばれ、2013年に結成された。

公式発表では、「これからメンバーそれぞれが目指す夢を描いた時、個々の道を歩んでいくことが、さらなる成長に繋がると考え、ユニットの解散という結論にいたりました」と解散の理由が説明されている。

さらに「プロジェクトとしての『Wake Up, Girls!』は今後も展開して参ります。また、Wake Up, Girls!の声優活動は引き続き、行ってまいります」とのこと。Run Girls, Run!といった派生ユニットについては触れられていない。

■ヤマカンはブチギレ

この発表を受け、山本は明言こそ避けているものの、この件に対する批判と思われる内容のツイートを投稿した。

怒りのあまり、ファンからのリプライにも暴言と言ってもいい返信を繰り返している。

■なぜそんなに怒っているのか

山本の怒りの理由については、これまでの経緯を知る必要がある。前述の通り、企画の立ちあげと2014年の劇場版アニメおよびテレビアニメ第1期で監督を務めたのが山本だった。

2015年公開の劇場版2作についても山本が指揮を執っている。しかし、2016年に突然の休養宣言。

■アニメ第2期では監督変更

そして2017年に放送されたテレビアニメ第2期『Wake Up, Girls! 新章』では監督変更のみならず、「原案」として山本の名前がクレジットされなかったほか、山本が作詞を手がけた楽曲がクレジット表記なしで使用されるなどの珍現象が発生。

山本はこのときにも怒りの大立ち回りを演じている。

■ファンは「案の定キレてて草」と冷笑

制作側の措置が常識外れであったことは間違いないが、山本の感情に任せた反応と、それを一般公開のツイッターやブログで展開してしまう行動については、ファンからも「大人げない」といった批判が集中した。

今回の突然の解散発表についても、もちろん山本には事前に知らされていなかったのだろう。怒りの感情を持つのはもっともだが、公の場でそれを表明することに関してはファンからも冷笑の声が多く寄せられている。

『らき☆すた』や『涼宮ハルヒの憂鬱』といったヒット作で知られる山本。世間的にはすっかり「はいはい、ヤマカンがまた何か騒いでますね」という扱いだが、過去に残した業績の偉大さに変わりはない。

才能あるクリエイターが人格面に問題を抱えているケースは珍しくない。作品こそが評価の対象になるべきであり、山本には今後、あらゆる批判を吹き飛ばすような傑作を作り上げてほしいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

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