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笠原、雄星と互角 収穫7イニング2安打0封

2018年6月16日 紙面から

西武-中日 先発し7イニング2安打無失点と好投した笠原=メットライフドームで(中嶋大撮影)

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 勝利の女神は若手左腕にほほ笑んでくれなかった。中日は15日、日本生命セ・パ交流戦の西武戦(メットライフ)に先発した2年目の笠原祥太郎投手(23)が、5回まで強力打線を無安打に封じる好投。7イニングを投げ2安打、7奪三振で無失点に抑えたが、8回に救援陣が打ち込まれ、勝利投手にはなれなかった。試合は延長10回、2-3でサヨナラ負け。今季の交流戦は負け越しが決まり、シーズンの借金も今季最多タイの6となった。

 大金星は、あと少しのところで手からすり抜けた。8回、同点に追いつかれると笠原は口を真一文字に結び、ベンチからグラウンドを見つめた。報われなかった120球。だが渾身(こんしん)の熱投は、菊池をも上回る素晴らしい内容だった。

 約1カ月ぶりの1軍マウンドは、球界最高左腕との呼び声高い好投手との投げ合い。「大学時代までは直球で押していくタイプだったので、菊池さんは憧れの存在でした」。だが、そんな相手に一歩も引かなかった。

 初回こそ3四球を許したが「捕手の木下拓さんから『直球は走っている』と言ってもらえたので、アバウトでいいからストライクを投げることだけ考えました」。最速144キロの直球を軸にカットボールとチェンジアップを織り交ぜ、打者に思い通りのスイングをさせなかった。周囲から「優しすぎる」と言われる一面を抑え、打者の内角をえぐる。2回から5回は1人の走者すら許さなかった。

 

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