店舗前の紙など焼ける 不審火か

6月に入り、不審火が相次いでいる福岡市で、15日未明、東区の店舗兼住宅の前に置かれていた紙などが燃える火事があり、警察は不審火の疑いがあるとみて捜査しています。
15日午前2時40分ごろ、福岡市東区箱崎3丁目の、1階に線香店などが入る2階建ての店舗兼住宅で、「店舗前にある、雑誌が燃えている」と通りがかった人が消防に通報しました。
火はまもなく消し止められ、店舗への延焼はありませんでした。
店は閉店後でシャッターは降りていて、火の気はなかったことから警察は不審火の疑いがあるとみて捜査しています。
福岡市では、6月3日以降、14日までの間に東区と博多区の半径およそ3キロの範囲でアパートやマンションのゴミ置き場のゴミや、駐車場の車のボンネットが焼けるなど、10件の不審火が相次いでいて警察は一連の不審火との関連についても調べています。
同じ建物で店を営む男性は、「腹立たしく思う。早く犯人が捕まり安心して暮らせるようになってほしい」と話していました。