実は言ってない台詞

登録日:2016/04/11 Mon 19:15:00
更新日:2018/06/15 Fri 16:43:07NEW!
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現在この項目は 【提案所】肥大化項目記述独立・簡約化等議論所 において、
記述の独立・簡約化の議論対象となっています。本項目に詳しい方のアイディアを募っています。


偉人と言えば、名言である。
伝記や歴史番組などで目にした偉人たちの名言を、座右の銘としている人も多いだろう。


だが、中には「実は本人はそんなことを言っていない」という名言もかなりある。
その内実は大きく分けて

  • そもそも作り話
  • 他人の名言が別人のものとされた
  • 言ったことは言ったが、意味が違う

といったところである。
本項ではこれらに当てはまる名言を解説していく。
一冊丸々他人が偉人名義で書いた本などは偽書の項目で。
またある人物の画像に勝手に台詞を書き加えたのが広まった例はコラ画像の項目で。

なお、偉人がこれらの言葉を言ったというのは創作に過ぎないにしても、それが名言として語り伝えられてきたのは、
その言葉の力とその偉人の魅力の賜物に他ならない。
そういう側面は忘れてはならないだろう。
一番最初の言葉にどこか間違いがあったとしても、そこからの全ては紛れも無く本物であるのだから。

ただし、そうした「言葉の重さ」に適当に乗っかろうとした結果、時として赤っ恥をかく事になるのはそれを言う側である。
なのでやっぱり言った言わないも大事な事なのだ。主に我々の面子の為に

また、中には当該偉人の負の側面などを象徴するエピソードとしてこうした名言・・・いや迷言が扱われるケースもある。
しかし、これらは後世やマスコミ、ネット民の印象操作等によって正しい意図ではなく、捻じ曲げられて伝わってしまうケースも後を絶たない。

好意的な文脈で取り上げられる名言であれば、本人もまあいいか、という大人の対応をしてくれる場合はあるかもしれない。
だが、何がセーフで何がアウトか、実際に判断するのは我々ではなく「言った事にされた方」であるという事を肝に銘じておこう。

なお、原作には存在しない別の公式媒体(アニメなど)での台詞(ドラゴンボールの孫悟空の「オッス!オラ悟空」等)などは
確かに「原作では言っていない」台詞ではあるが、実際に公式作品で用いられて有名になった台詞なのでここでの基準である「作り話」「捏造」の分類には該当しない。
また、漫画のコマの台詞の書き換えで有名なもの(ワンピースのルフィの「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」等)に関してはコラ画像の項目を参照のこと。


実在人物編

現代の人物の場合都市伝説となることも。






架空人物編

サブカルチャーの人物の場合サブカルチャーに関する都市伝説となることも。





追記・修正は名言を残してからお願いいたします。

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*1 「自国の要求を『無理難題』と表現している」「政府の外交姿勢の話のはずなのに一貫して表記が『日本人』」「日本語の微妙な言い回しがやけに正確」等

*2 ホープ夫人なる熱心な信仰者がダーウィンのそんな言葉を聞いたと主張した、もしくは夫人によるダーウィンとの会話の回顧を他の信仰者が進化論の撤回および信仰を取り戻したと解釈した、という流れだが確実に同席していたであろうダーウィンの家族はそのことを否定しており、またホープ夫人がそもそもダーウィンに会ったということすら彼の娘が否定している。なお特に熱心なキリスト教徒であった妻のエマは、夫チャールズの信仰心の薄さを常々気にしており、本当に信仰心を取り戻したのだとすればむしろ積極的に喧伝するだろうという点も指摘されている。

*3 出所不明だが色々なところで孫引きされて広まっている。確かにいちばん有名な「種の起源」では人間の進化について極僅かにしか触れていないが勿論あてはまらないとは言っておらず、後にまさに人間の進化を真正面から論じた「人間の由来(邦題)」を出版している。もしかするとダーウィンと共同で自然選択を軸とした進化論を発表したアルフレッド・ラッセル・ウォレスが、人間の精神を進化論の範疇から外し神の御業だとみなしたこととの混同かもしれない。ダーウィンはむしろ、そのようなウォレスの考えを「我々が生んだ進化論を殺すようなもの」だとして嘆いていた。

*4 ここから、選挙に行かないことを「寝る」と称するネットスラングが生まれて、現在でも使われている。

*5 なお、トレードで移籍されてきた松永は移籍年では故障するなど期待されていた程の優れた成績は残せておらず、そんな状況の中で1年で阪神を出ていった松永に対して発言に関係なく悪感情を持っているという阪神ファンの存在は現在でも少なからず見当たる。

*6 厳密に言うと、コピペの原型となった書き込みを改変して現在の形にした人物

*7 本人インタビューや、アシスタント経験者の回顧漫画などから確認できる

*8 明言出来るのは幽白末期からレベルEにかけての話であり、ハンタでもアシスタントを雇っていないというソースは存在しない。それどころか同作のコミックスではアシスタントとのお絵かき企画が掲載されていて、作中でもそれと同じ画風のモブが確認できる。近年では「ジャンプ流」にて五人ほどのスタッフが確認されている

*9 これも前述の通り色々模造発言であることに加えて誤解を招きやすい表現だが

*10 王妃であるにもかかわらず自分の宮殿を作らずに空き家となった宮殿を借り受け、子供たちのためにと家庭菜園や農園で食材を賄い、子供たちのおもちゃですら自作していた

*11 なおマリーアントワネットの処刑理由は(国内情勢を正すために実家を頼ろうとしただけとはいえ)「機密情報を外国へ漏洩した」事で、放蕩生活などは罪状に無い。だが裁判経緯、数々の不名誉な濡れ衣、その後のフランス革命の流れを鑑みるに、極めて感情的な私怨が処刑に繋がったことは想像に難くない

*12 要約すると「酷い事だと思うが、軍人である以上命令に従わない訳にはいかなかった。なぜ上の命令に従っただけで有罪になるのか」(実際には死刑判決が確定)。またこの際には「『我が闘争』は読んでいない」とも発言している。一応付記しておくと「敗戦国側に厳しい・戦勝国側に甘い」というのは複数の戦争犯罪裁判において指摘されている問題ではある

*13 但し、福沢諭吉は娘と交際している男を「身分違い」という理由で離縁させたというエピソードも残っているののだが

*14 実際、福沢諭吉の著者名義で『脱亜論』が後世に刊行されてしまっているケースが多い事も拍車をかけている節がある

*15 アニヲタ民に著名なもので言えばウルズ7とかああいう感じ

*16 ④は『かつじんけん』と読む

*17 彼の悪逆非道さをアピールしている平家物語は小説に近いところがあり、鵜呑みは厳禁だとされている

*18 酷い時には「原文を改ざんする者」や「別人が訳した同じ詩を別々の詩として引用する者」までいるとか。

*19 平たく言うと水面に石を投げて跳ねさせるあれの皿版である

*20 イギリスの哲学者ジョン・ロックが「衣食足りて礼節を知る」ぐらいのニュアンスで引用したのが発祥とも言われているが定かではない。

*21 流石に派生漫画まで行くと別だが。

*22 研究職につく前ではあるが、セレビィの野生個体などを目撃している。映画「セレビィ 時を越えた遭遇」より

*23 ただし季節イベントの時は「艦橋をデコレーションする人」という強烈な?キャラ付けになる

*24 ここで言う「船」とは、「限定ジャンケン」の会場。借金返済の為、仕方なく人生を賭けたギャンブルに挑まざるを得なかった人間が会場に集まっている、という場面。

*25 ただし発言したゼロ本人は「典型的なレプリロイド」とは言えないが

*26 正確には同時期にデビューしたもう一つのユニットと共同

*27 実際は「あんなの飾りです」

*28 実際は「これおはじきやろ。ドロップちゃうやんか」

*29 実際は「神では無い、お前は人の未来を照らす光になるのだ」