他人のPCを遠隔操作し仮想通貨
他人のパソコンを無断で遠隔操作して仮想通貨を得ていたとして、宮城県警察本部は2人を書類送検しました。
書類送検されたのは、東京都新宿区の24歳のIT企業の会社役員ら2人です。
このうち会社役員は、仮想通貨の動きを監視することで仮想通貨を得られるソフトを、自分が運営するアダルトサイトに組み込み、ほかの人がそのサイトを見ている間にそのパソコンを遠隔操作で無断で使って不正に利益を得ていたということです。
また、もう1人はオンラインゲームを有利に進められるよう改ざんしたプログラムの中に、仮想通貨を得られるソフトを組み込み、そのプログラムを使った人のパソコンを遠隔操作して利益を得たということです。
警察によりますと、書類送検された2人は容疑を認めているということです。
警察がインターネット上を監視するサイバーパトロールで発覚し、14日、全国10県の警察で16人を書類送検したということです。
2人が不正に得た利益は数円から200円程度ですが、警察によりますと、パソコンの処理能力を通常よりも多く使うことから故障につながりかねないということで今後、同様の手口がないか、サイバーパトロールを強化していくということです。