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興味深い結果が出た。
自分をネトウヨだと認めている人間は、こんなに少ないのだ。

僕の周囲で取ったアンケートだから?
いや、ネトウヨがそんな遠慮する訳がない。

ネトウヨが差別用語だから?
その可能性はあるだろう。
しかし「オタク」も差別用語だが、今自分達で平気で使っている。
昔もそんなに変わりなかったと記憶する。

じゃあネトウヨはどこにいるんだ?
僕はこの結果に、欺瞞の匂いをプンプン感じる。

そう言えば、ネトウヨアカウントのプロフィールにも良くこうかかれている。
「私はネトウヨ(右翼)ではありません、この国を心から愛しているだけです」

自分は普通の(当たり前の)一般人だと言いたいのだろうが、これって結局、
「お、れ、は!オタクじゃないですからね!!」
と言ってるのとまったく一緒に聞こえる。

見事な「逆説的自己紹介」だ。

それと、この「自分はネトウヨじゃない!一般人だ!普通の日本国民だ!」という強い(異常な)自意識が、「自分の意見以外は非国民!」という発想にも繋がるのだろう。

だから良くある「サヨクは自分の意見以外は排除しようとしている!」というのはそのまま、「ヤマカンは自分だけが正しいと思っている!」という理屈と直結する。

つまり、自分達のことを言っているのだ。
自己紹介乙。

彼らのロジックの脆弱さ、「ブーメラン」の構図が、このアンケートから明らかになった。
オタクですら自分をオタクと認め、そうすることによってオタクの欺瞞が(ある程度)晴れ、オタク文化が急速に広まったのだ。
同様に自分がネトウヨであることを認めない限り、少なくとも、アベが倒れたら皆倒れちまうかもよ?


ネトウヨが被差別民となる時代もそう遠くないかも知れない。