「積み立て」とは?

「積み立て」とは、毎月や隔月など定期的にお金を貯金や投資にまわして、資産形成・資産運用を行う方法です。

積み立てというお金の貯め方は、多くの方が何かの目的を持って行ったことのある、身近な貯金方法だと思います。
よくある500円玉貯金なども積み立ての一種ですね。

目標があると、それに向かって積み立てができるので、コツコツと貯める意識が自然と身につきます。

【積み立ての目標例】

・住宅や車など高額商品のローンの頭金として。

・将来の結婚や出産に備えて。

・子供の教育や進学に備えて。

・独立開業の資金。

・老後の資金として。

お金の不安の解消方法

多くの方が抱えている悩みのひとつに「お金の不安」があるのではないでしょうか?

仕事や家事の忙しい毎日で、「貯金しなければ。」とか「老後の資金はどうしよう。」などを考えてはいるけれども、なんとなく何もしていないという方も多いと思います。

給料が振り込まれる普通預金口座にお金を入れておいても、今の超低金利時代ではお金が増えません。また、貯めるという意識や目的がないと、なかなか貯められないものです。

生活の中では、趣味やレジャー、結婚や育児、教育、保険や住宅の購入など、必要な出費がどんどん増えていきます。
老後には、年金の受給額が減ったり、受給開始年齢が引き上げられたりする可能性もあります。

そんな時代を安心して生きていく為には、最低限のお金の知識を身に着けて、自分で自分の身を守る為の「資産」を作っておくことがとても大切です。

お金の不安は、お金で解決する方法がもっとも単純で効果的です。

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お金の知識は大切

お金を貯めたり増やしたりするには、やみくもに貯金や投資を行えばよいものではありません。少しでも資金を失う可能性を減らしたり、効率よく増やしたりすることが大切です。

必要なのは、ちょっとした「お金の知識」です。

もちろん、経済学や金融工学など、難しいことを知っているのはよいことですが、知らなかったことを知るだけでも、損をせずに得をする事につながります。

振り込まれた給料をそのまま普通預金に貯金している方も多いですが、金利が低いのでほとんど利息はつきません。

現在の普通預金の金利は、三菱UFJ銀行で「0.001%」です。一方、イオン銀行の普通預金でセレクトカードを選ぶと金利が「0.1%」にアップします。その差は約100倍にもなります。
普通預金ですから、お金を移しておくだけで約100倍の金利が受け取れることになります。

これは「イオン銀行の普通預金の特別金利が0.10%」ということを知っている、そして口座を作って資金を移動するだけの違いです。

お金に関するを情報を知って、少し行動に移すだけで、将来に大きな得をすることが分かると思います。逆を言うと、やらないだけで損をしているとも考えられます。

貯金と投資の違い

貯金と投資の違いを考えてみましょう。

預金・貯金とは銀行などの金融機関にお金を預けることです。

普通預金はいつでも自由にお金を出し入れできる貯金で、定期預金は自分で期間を決めて引き出せないように預けておく貯金です。

貯金は基本的に元本が保証されているので、預けているお金が減ることはありません。万が一、金融機関が破綻しても、預金保険制度により元本の1,000万円とその利息のお金は保証されることになっています。しかし、金利の低い日本の現状で、もらえる利息は微々たるものです。

投資は、お金を使って利益を得るための方法です。株式や債券、投資信託、外国為替などの金融商品を売買する方法があります。

投資には元本の保証がありません。あまり知識がないまま、投資を行うと、損失が出る可能性が大きくなる商品です。

そのかわり、お金を貯める他に増やすことができる可能性があります。

積立貯金

以前は郵便局や銀行などには「積立貯金」という金融商品がありました。

この積立貯金は、1年や3年などの期間をあらかじめ決めて、その満期日に向けて毎月お金を積み立て行く貯金でした。
満期日になると普通預金として扱われて、必要に応じて一括で払い戻しを行っていました。

現在の「積立貯金」は、「定期預金」を毎月貯金していくタイプの「積立定期貯金」が主流となっています。

前述した「積立貯金」との違いは、毎月の貯金が独立した貯金ということです。途中で一部分だけを解約するなども可能となっています。

積立貯金のメリット

→元本が保証されている

→金融の知識が少なくても済む

積立貯金のデメリット

→金利が低い

→取扱商品が少ない

積立型の貯蓄商品には以下のような金融商品があります

積立定期貯金

・財形貯蓄

iDeCo(貯蓄型)

貯蓄商品の一覧

積立投資

投資とはさまざまな金融投資商品に資金を投入して、利益を得る事です。

株式、投資信託、債券などで運用して、リスクを考えながらリターンを得ます。

リスクというのは「危険な事」という意味ではなく、「収益のブレ」を意味しています。リスクが高いということは、大きな利益を得る可能性がありますが、逆に大きく損失を出す可能性もあるということです。

投資のメリット

→利益を増やせる可能性がある

→取扱商品が多く、リスクとリターンを選ぶことが出来る

デメリット

→元本が保証されていない

→金融の知識が必要

積立型の投資商品には以下のような金融商品があります

投資信託

るいとう

FX

仮想通貨

iDeCo(投資型)

貴金属投資

投資商品一覧

フィンテック関連商品

お金を貯める意味

厚生労働省の調査(平成26年調査)によると、世代別の平均貯金額データは以下のようになります。

【年代別:平均貯蓄金額】

年代 平均貯蓄金額
29歳以下 160万1千円
30~39歳 423万2千円
40~49歳 707万6千円
50~59歳 1,034万7千円
60~69歳 1,399万3千円
70歳以上 1,312万8千円

 

一方で貯金をしていない人も年々増加していて、貯めている人と貯めていない人の2極化が進んでいます。

(引用:三井生命

金融広報中央委員会で発表している「家計の金融行動に関する世論調査」の2017年度版によると、二人世帯以上の金融資産の保有額は1,151万円で、2016年の1,078年よりも73万円増えています。

金融資産を持っている世帯の金融資産保有額は平均1,729 万円と前年の1,615 万円より114万円増加しています。逆に金融資産を持っていない世帯は31.2%と前年の30.9%よりも増加しています。

つまり、持っている人と持っていない人の資産格差が大きくなっているという事がいえるでしょう。
今後も、貯金できる人と、貯金ができない人の差はどんどん広がると予想されています。

参考:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2017/

何故貯金できないのか

何故、お金が貯まらないのか?
多くのことが考えたことがある悩みではないでしょうか。

答えは単純で、給料などでもらった分を、すべて使ってしまうからです。

給料を30万円もらった人が、今月30万円分を使ったら貯金は0円です。

ボーナスで100万円もらった人が、100万円を使ったら同じく貯金は0円です。

当たり前のことですね。

しかし、この当たり前の収入と支出の割合を変えなければ貯金できません。

貯金できない人の特徴

貯金できない人の特徴のひとつが、収入の中で残った分だけを貯金しようとする考えです。

もらった給料から、家賃や光熱費、スマホの通信料、食費や趣味のお金を計算して、残った分を貯金するという方法は間違っていないように思います。
しかし、そこに油断が生じてしまうのです。

給料日前になると、今月は外食や飲み会などが多くて出費が多くなってしまった。でも、今月は仕方がない。。また来月から貯金し直そう。
というのが貯金できない人の典型的なパターンです。
これを繰り返していると、いつまでも貯金が出来ないで年月だけが過ぎていきます。

この悪いパターンを解決する方法のひとつが、給料でもらったお金のうち、将来に残したいと思う割合(%)を決めて、あらかじめお金が無かったことにする方法です。

わかりやすい例が「給料天引き」です。

給料が預金口座に振り込まれる前や振り込まれたらすぐに貯金として引かれていれば、通帳からお金を引き出すタイミングがないので、お金を使いようがありません。

この給料天引きのような流れ、「お金を貯める仕組みを自動化・習慣化」してしまうのが、もっともお金が貯まりやすい方法です。

投資は勉強が大切

お金は残したいし増やしたい、でも、減らしたくない。という考えの方が多いのでしょうか?

貯金はできる。でも投資をしたくないという理由のひとつに「損をしたくない。」ということがあると思います。

・株で全財産を失った。

・FXで大損失を出して借金ができてしまった。

といったニュースが流れるのを視て、「やっぱり投資って怖い。辞めておこう。」と思ってい人も少なくないでしょう。

もうひとつの投資できない、お金を増やすことが出来ない理由が、「投資をよく分かっていない。」ということです。

日本の義務教育の小学校6年間と中学校3年間。進学して高校3年間でお金のしくみや貯金の仕方、投資のついて学ぶ事がほとんどありません。大切なお金の事なのにまったく教わらないというのは不思議なことです。

投資には興味があっても、投資は損をする怖いもの。

という認識がある人が多い理由のひとつには、投資や金融商品をよく知らないということがあげられます。

投資をまったく知らないのに、儲かりそうだからとか、銀行員に勧められたから、知り合いが儲かってるみたいだから、という理由で投資を始めて、損をしてしまう人はたくさんいます。

これは、運転免許がないのに車を乗り回して事故を起こしてしまうことに似ています。

車の運転は、教習所で運転の仕方や車のしくみ、法律や注意点を学科と実技でしっかり学んで、卒業試験をクリアした人が免許をもらって公道で車を運転することができます。

投資も同じで、投資や経済の基礎知識を学んで金融商品のしくみを知り、少しずつ投資の経験を積みながら、大きく運用していくものです。

投資を行うには、まずは、基礎をしっかり学んでそれを実践することで、貯金を失ってしまうような損失を避けられるのです。逆を言えば、しっかりと基礎を学んでおけば、利益をあげられる可能性があるということです。

貯金は大切だけど、どこに貯めるかも大切

将来のためにお金を貯める事はとても大切なことです。

どこに貯めておくのがよいでしょうか?

「タンス預金」として現金を自宅に保管しておく方法は、火災や地震、盗難などの不安があります。また、金利がつかないので、まったく増えることがありません。

銀行などの金融機関に預ける方法は、微々たる利息しかつきませんがタンス預金よりはよいでしょう。普通預金以外の定期預金や元本が保証されている国債を購入するなどもひとつの方法です。

しかし、貯金商品は利息が低いために、長期的な資産の形成には向いていません。何故ならば、経済は生きているからです。

変わるお金の価値

インフレデフレといった言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

インフレは物価が上がっていく事を意味していて、逆にデフレは物価が下がっていくことを意味しています。

たとえば100円だった缶ジュースが、インフレの際には130円になり、デフレの際には80円になります。つまり、インフレはお金の価値が下がり、デフレはお金の価値が上がるということになります。

今、貯金している100万円の将来的な価値が変わってしまう可能性があるということです。

将来的にデフレになるのか、インフレになるのかを注意しながら、資産を考えることも大切です。

日本銀行は、2013年1月に「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。

つまり、2%以上の利回りで資産を増やさないと、貯めたお金の価値が減ってしまうという事を意味しています。

お金を貯める方法としては10年後や20年後を考えると、貯金だけでは資産が減ってしまう可能性もあるということです。

積立ビルダーズの趣旨や考え

当サイトの趣旨・目的は、金融や経済の事を猛勉強しなくても、なるべく手間暇をかけずに資産を増やすことを目標にしています。

ですので、投資家やトレーダーになりたい、という方への情報は少ないかも知れません。

以下のような考えに当てはまる方に向いた情報をお伝えしています。

→お金や投資の勉強は必要最低限だけにする。

→投資やトレードの作業に手間や時間をかけない。

→出来るだけ損失を少ない方法で、でも貯金よりは増やしたい。

→長期に渡って、毎月勝手にコツコツと積み立てたい。

つまり、「なるべく専門的な難しい勉強をしなくても、少しでもお金が増えてくれたらよいな。しかも、資産が減る可能性は低めに。」という低リスクな積み立て投資スタイルです。

積み立て商品の選び方「積立貯金・積立投資」メリットとデメリット

楽しい人生にするために

お金があれば何でも出来る訳ではありませんし、お金があれば幸せになれる訳ではありません。

しかし、お金がある事で、万が一の際の不安が解消されますし、出来ることの選択肢が増えるのです。

あなたの積み立てスタイルはどれが近いですか?

全然お金が貯まらない。。

まずは元本保証で安心な貯金でコツコツ積み立て。

積み立て式の貯金

なるべくリスクを少なく増やしたい

積み立てに向いた投資商品を紹介。

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