2005/07/09 16:44
中国東北部にあった渤海(698-926)の都跡で、戦前の満州国時代に東京帝大(現東大)などが発掘した古代日本の貨幣「和同開珎(かいちん)」の銅銭が行方不明になっていることが9日分かった。 和同開珎が国外で見つかった例は、ほかに唐の都・長安(西安市)での銀銭5枚しかなく、当時の日本と中国との交流ぶりをうかがわせる貴重な資料。 東大は現在、一緒に出土したとされる鬼瓦などを「渤海資料」として保管しているが、「和同開珎は記録にあるだけで、実物は誰も見たことがない。発掘後の経緯なども不明」という。 発掘は、日本がつくった満州国政府の正統性を裏付けるための「国策調査」だったと指摘する声もあり、戦前の混乱下での“ミステリー”に専門家も首をひねっている。
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