「生命女神」
2003


可憐に咲いた花も
豊かに実る葡萄も
その枯れ落ちる姿を見るとき
悲しみに変わります

芳しい葡萄酒を味わった後には
全てを枯らす冬をもたらさねばなりません

世界のどこに 自ら生んだ子を
自ら望んで殺す母がいるでしょう

ああ 愛しい私の子
冬の後には 必ず春を運んでくるから
それまで 待っておいで

きっとまた 会えるから
きっと また 会えるから