新知事 再生エネで原発依存低減
新潟県の花角新知事は、就任後、初めての記者会見に臨み、今後のエネルギー政策について、離島での再生可能エネルギーの実験などを通じて、原発への依存を減らしていきたいという考えを示しました。
花角新知事は、12日午後、就任後、初めての記者会見に臨みました。
この中で、花角新知事は、柏崎刈羽原発の再稼働のぜひについて、「リーダーとしてこうすべきだという結論をとりまとめて県民にお示しをする。選挙をやらないと決着が付かない、落ち着かないテーマだ」と述べ、辞職して再び選挙に立候補することも含め、県知事選挙を通じて県民の意思を確認する考えを重ねて示しました。
そのうえで、花角新知事は、「粟島や佐渡といった離島というフィールドを再生可能エネルギーの実験場みたいに使えないか漠然とした思いがある。例えば、新潟が持つ資源としての雪の活用や、近海にあるメタンハイドレートのような資源を次の社会へのメッセージとして送るといった断片的な思いがある」と述べ、離島での再生可能エネルギーの実験などを通じて、原発への依存を減らしてきたいという考えを示しました。
このほか、新潟空港のアクセス改善策については、「副知事の時代から軌道系の交通手段がまちづくりの上で効果があると思っていてそれは変わっていない」と述べ、市街地と空港とを結ぶ新たな交通手段の整備に意欲を示しました。