アカザは日本固有の小型ナマズ!飼育方法とエサは?

アカザはナマズ目アカザ科の魚で。日本の固有種で、かつては日本各地で見られた魚ですが、現在はその数を減らしています。アカザの飼育方法と、エサについて紹介します。


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アカザについて

アカザ
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アカザ(赤佐)はナマズ目アカザ科の魚で絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。体長は最大10センチ前後とナマズの仲間としては小さく、ドジョウのような細長い体型が特徴。

体色はやや赤みがかった色をしており、胸鰭と背鰭に毒腺を持つため刺されると痛みます。口ひげと、つぶらな目がかわいいのでペットとしての人気も高いです。今回はアカザの飼育方法やエサについて紹介していきます。

アカザの分布・生息域

アカザは日本固有の種で、秋田県、宮城県以南の本州と四国、九州に分布する淡水魚です。水温が低くきれいな水を好み、河川の上流部下域〜中流域、渓流部の水底に主に生息しています。

アカザの習性

アカザは夜行性のため、昼間はごろた石などの間や水底の石の下に隠れており、夜間や水の濁った時に活動し始めます。形態同様、動作もドジョウに類似し、水底の石の間を伝いぬうように動きます。

肉食性で水生昆虫を主に捕食します。産卵期は5〜6月で、石の下などに産みつけられます。

アカザの飼育方法

アカザ
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アカザは飼育がそれほど難しくなく、見た目も可愛いことからペットとして飼われる方が多くいます。ここでは飼育に際しての注意点や環境について説明します。

アカザを飼育する際の注意点

アカザは冷水性のため水温は出来るだけ25℃以下を保つよう心がけましょう。高水温には弱く25℃を超えると死亡するケースもあります。また1日を通して水温の変化は少ない方が良いので、冷暖房を使用しない場所がおススメです。

またアカザは水質悪化にも弱いので、水が汚れてくると水換えは必須になります。水換えは全体の2〜8割を交換する部分的な方法と、全ての水を交換する方法がありますが、どちらの場合でも新しく入れる水には必ずカルキ抜きを使用して、カルキ(塩素)を抜いた水を使用してください。

アカザに適した水槽

アカザは肉食魚のため単独飼育が好ましいです。単独飼育であれば、体長も10センチ程までしか成長しませんので、30センチ水槽で問題なく飼育可能です。水質の悪化を防止するためにエアーポンプは取り付けた方が良いでしょう。

アカザの餌はなにがいい?

アカザ
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春~秋の期間は1日~数日に一回程度イトミミズ、アカムシ、ボウフラ、活きエビ、メダカなどの生きたエサを与えてあげましょう。冬はエサをほとんど食べないため、エサは与えなくても良いです。

イトミミズやアカムシは砂利の下に入っていくので、イトミミズやアカムシをエサに使用する場合は砂利は敷かない方が良いです。

アカザは飼育魚として大人気!

アカザ 日本固有種でアカザのような魚がいる事はあまり知られていませんが、条件さえ整っていれば近所の川にも居るかもしれません。

アカザを飼育する場合は水温や水質には気をつける必要がありますが、飼育設備も簡単なもので十分で、何よりキュートな見た目が魅力的な魚ですが、棘を持っているので採取の際には十分気を付けましょう。

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