えっ、どういうこと?
スマートフォンビジネスからの撤退が相次ぐ日本企業。そんななか、数少ない日本のブランドとして、いまも多くのファンを有するソニーのXperiaシリーズですけど、なんだか不穏な動きが伝えられています。9to5Googleの報じたところでは、メーカー標準のホームアプリとなる「Xperia Home」について、最新版のアップデートを最後に、今後は無期限のメンテナンスモードに入り、これ以上のアップデートは提供されない方針が明かされたとのことですよ!
これまでに寄せられた優れたフィードバックのすべてに感謝し、新機能のリクエストやコミュニティでのディスカッションなど、あらゆるユーザーにすばらしいエクスペリエンスを届けることになった皆さまのご支援に、心からなる謝意を表します。
この度、Google+のページには、ソニーの広報担当者からの、このようなメッセージが載せられ、Xperia Homeのベータテストを進めるコミュニティも、これから数週間以内に閉鎖される発表がなされました。しかしながら、Xperia Homeの開発打ち切りが、実際のところはなにを意味しているのか、どのようなビジョンで今回の決定に至ったのかなど、詳しい説明は一切公表されていません…。
別にXperia Homeが終わったからといって、すぐさまXperiaスマートフォンの開発まで終わるサインだなんて結論づけるのは時期尚早です。とはいえ、Galaxyスマホにも、Aquosスマホにも、各メーカーが自信をもって送り出す、独自のホーム画面やランチャーアプリが搭載されているのも一般的で、これを気に入っているユーザーだって少なくないことでしょう。Xperiaが、こうしたメーカーならではのカスタマイズ路線を捨て、素のままのAndroidに近いOSの採用を進めつつ、これからも新モデルを出し続けるという可能性だってありますけど…なんだか先行き不安な展開ではありますよね…。
Image: Sony Mobile
Source: 9to5Google
(湯木進悟)