中川ゼミ事務局長 吉 田 寿 太 郎
6・16特別ゼミ参加者にお知らせします。どうやら、6月12日、シンガポールで米朝会談が開催される気配なので、その分析を「特別ゼミ」終了後に一時間ほど、緊急追加ゼミの形式で、中川先生が開催して下さるそうです。ゼミ参加者への中川先生の要望等については、以下に掲げる、中川先生のレジュメを参照して下さい。なお、ホテル会議室代やお茶・ケーキ代金は、中川先生が負担して下さるので、特別ゼミ参加者の追加参加費はいっさい不要です。
尚、今般の特別ゼミは、赤い菅義偉・官房長官と赤い内閣法制局が組んで安倍晋三に「不可能」と信じ込ませた「旧皇族の復籍」妨害レトリックを粉砕する理論や、皇室に対する相続税賦課を撤廃させる法理論など、本邦初の画期的な学問的知見が次から次に中川先生から提示されると思います。また、皇室財産の剥奪に関する戦後史について専門家はほとんどいないので、歴史についての中川先生の未曽有の博学さには驚嘆されるはずです。
この三時間の特別ゼミに加えて、さらに一時間、北朝鮮の核兵器製造/弾道ミサイル/化学兵器/細菌兵器ならびに歴史上名高い首脳交渉の歴史についてみっちりと学問的分析を討議するのですから、ゼミ参加者は、存分に体力をつけて参加して下さい。頭に疲労が蓄積しないように鍛えておいて下さい。参考までですが、中川先生は未だに50歳前後の体力を維持しておられます。
尚、中川先生は、日本では稀有なABC兵器とその製造、ならびに弾道ミサイル・巡航ミサイルの専門家としては日本国を代表しており、かつてカーター大統領に目を付けられた日本の核兵器製造問題に関して二年間、対米交渉で主席交渉官(臨時外交官、外務省経済局付)もしておられます。
(6月7日記)
追加ゼミテーマ「米朝会談で、トランプは金正恩に騙され、日本はVX/サリン弾頭ノドン脅威が百倍・万倍に急騰する」
筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
独裁者で相手国を騙すのに成功しなかった例は、過去、一例も無い。ヒトラーに対するチェンバレン英国首相、スターリンに対する松岡洋右外務大臣やルーズベルト米国大統領、ICBM等の軍縮交渉でのブレジネフ書記長に対するニクソン米国大統領など、対独裁者外交で大敗北した事例を列挙すれば明白な事。この緊急追加ゼミでは、チェンバレンのケースのみを扱う。
理由は、シンガポール会談後の日本が、1938年秋の英独ミュンヘン首脳会談でポイ捨てされたチェコ・スロバキアの亡国と同じ過程、具体的には北朝鮮の化学弾頭ノドンミサイルの全面的な恐怖下に陥る可能性が大だからである。ゼミ参加者は、時間的余裕があれば、「ミュンヘン会談」を予習しておいて下さい。
さて、北朝鮮だが、“不動産屋のおっさん”トランプを完全に騙せると踏んだが故に、首脳会談を持ちかけた原初事実に留意する事。首脳会談をまだしてもいないのに妄想してノーベル平和賞だと舞い上がっている馬鹿丸出しを見ても、トランプが騙されっぱなしになるのはまず間違いない。
しかし、日本人はトランプを嗤う資格がない。赤子でもわかる豊渓里の幼稚な真赤な嘘の爆発ショーをもって、日本の新聞テレビは「豊渓里・核実験場は爆破された」と嘘報道した。これほどまでに真偽の識別ができない劣等・低級民族になったのが日本人。今般の北朝鮮の核実験場の爆破ショーは、二日あれば実験場を完全に元通りに復旧できる。つまり、核実験場は何一つ破壊されていない。
さて、ゼミ参加者は、6月12日のテレビ/13日の新聞に現れる両首脳の用いたキーワード(表1)に着目し詳査しておいて下さい。トランプ側にこれらのキーワードが無ければ、それは基本的にトランプが金正恩に騙されたということ。学術的な確定作業は、6月16日の「緊急追加ゼミ」にて行なう。
表1;核弾頭・化学弾頭・細菌弾頭・弾道ミサイルの廃棄に関するキーワード