ユニカは以前、日本に存在した通信型受信機の専門メーカーです。多く分けてBCL用、アマチュア無線家用、BCLとアマチュア無線家用の3種類のラジオを発売していました。
BCLで使えるラジオは3種類あります。その中で最も低価格でパフォーマンスが良いのが、このUR-1AⅡです。
このラジオは、7トランジスタ、1FET、6ダイオードを使ってソリッド・ステート化しています。
ダイヤル面は前面パネル面を大きく占め、横に長いものです。ダイヤル機構は糸かけ式になっています。チューニング・ダイヤルはかなり大きく、微妙な選曲もこのダイヤルだけで不自由なことはありません。それにもかかわらずスプレッド・ダイヤルが付いています。
バンドは4バンドで、それぞれの周波数帯はバンド1:550~1600kHz、バンド2:1600~4500kHz、バンド3:4500~12000kHz、バンド4:12000~30000kHzになっています。中波550kHzから短波の最上限330000kHzまでを切れ目なしに受信することができます。
受信できる周波数の中には1900kHzと短波帯の全部のアマチュア無線バンドが含まれますが、そのアマチュア無線や公益無線局のSSB形式の電波を受信する時に必要なBFOも付いています。
BFOは可変になっており、ピッチを変えることによりSSBの電波をクリアに再生します。
選たく度は+-8kHz離調で60dBという高性能のものです。
10㎝の円型スピーカーが内臓されています。
また、UR-1AⅡに接続して、感度、選択度、イメージ比を良くするユニカ・プリセレクタ UP-1(¥15,000)も発売されていました。
UR-1AⅡ ¥19,800