よいこのみなさんハロにちわ!さとる(@satorism0321)です。
いよいよ梅雨入り。ジメジメした天気でイライラする毎日ですが、そんなときはパワフルな歌を聴いて、元気になっちゃってちょうだい!
今回は最高にカッコいい「ブルース」のお話。
平均年齢70超えした、ロックジジイどもの熱き魂の叫び
『ブルー&ロンサム』:ザ・ローリング・ストーンズ
2016年発売。
ザ・ローリング・ストーンズといえば、一番若いロン・ウッドでさえ当時69歳。残り(失礼)はすべて70歳超えという超高齢バンド。
ぼくは15歳の頃からストーンズ・ファンだけど、「こいつらまだロックしてやがる・・・!」って思えるほど、まだまだ現役でパワフルなジジイたちです。
前作『ア・ビガー・バン』以来11年ぶり、「やっと出るのか!」と思わせたニュー・アルバムは、なんと全編ブルースのカバーというもの。
ローリング・ストーンズというバンド名も、「シカゴ・ブルースの父」と呼ばれたマディ・ウォーターズの楽曲に由来するので、結成50年を経たタイミングでの原点回帰は当然の流れだったのかもしれないですなぁ。
元々は新曲レコーディングの合間に、ヴォーカルのミックの提案で「なんとなくブルースやってみた」だけのものが、最終的にアルバムにまでなってしまったというのがなんともすごい話。
しかも全曲オーバーダビングなしの一発録りという、かつてのブルースを彷彿とさせるスタイルで収録されました。
※「オーバーダビング」とは、パート毎に演奏を録音して音を重ねていくことです(ざっくり)。
さらに、「たまたま隣のスタジオにいた」エリック・クラプトンも飛び入りで参加している(6、12曲目)という豪華さ。なんだそりゃ、最高じゃないか!!
まずはコイツを聴いてみてほしいんだぜ
あああああ!カッコええんじゃあああああ!!
50年代に活躍したブルース・ハープ奏者、リトル・ウォルターの「ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー」のカバー。
wikipediaによれば、ウォルターは1964年にストーンズとともにツアーに出たこともあるらしい。64年といえばストーンズのデビューからわずか2年後のことじゃないか。ブルースを愛してやまなかったミックとしては、この共演は嬉しかっただろうなぁ!
アルバム発表時、最初に解禁されたMVがコレだったことからも、彼らがウォルターをリスペクトしているのが伺えます。
変にアレンジすることなく、オリジナル曲を忠実に、かつ丁寧にトレースした印象です。ミックの力強いヴォーカルはもちろん、ブルースハープが最高にイカす。
もうね、ぼくは最初に聴いたときからシビれまくりなんです。いくらなんでもカッコよすぎるだろう、これは!
ドライブにいい曲もあるんだぜ
シカゴ・ブルースの名ギタリスト、エディ・テイラーの「ライド・エム・オン・ダウン」のカバー。
こちらはオリジナルを踏襲しつつも、ストーンズ・サウンドとして現代風にまとめられている印象ですね。
タイトルやMVのイメージのように、ドライブにぴったりな一曲。文句なしにカッコいい。
MVに出ている女性はクリステン・スチュワート。映画「トワイライト」シリーズで有名な女優さんだとか。
65年型フォード・マスタングに乗る姿が最高にカッコいいね!
全体的にオリジナルに忠実。彼らの深いリスペクトを感じる
前述のリトル・ウォルターやエディ・テイラーを始め、ハウリン・ウルフ、ジミー・リードなどがカバーされています。
ぼくはほとんど知らない曲だったので、YouTube等でオリジナルと比較して聴いてみましたが、驚くほど忠実にプレイしているなという印象を受けました。
何も引かない、余計なものを足さない。
オリジナルアーティストに対して最大限の敬意を表している一方で、ストーンズ・サウンドとしてもすごくカッコよいものに仕上がっている。
ノリのいい軽快なブルースだけでなく、ねちっこいブルースもきっちり収録されているので、ぜひアルバムを手にとって現代に蘇ったブルースを聴いてもらいたい。
余談。
マディ・ウォーターズの曲が1つも入ってないあたり、また別の機会でプレイされるんじゃないかと静かに期待しているぼくなのであった。
いやまて。それより何よりも、「作りかけ」だったニューアルバムを早く出してくれ!
今回はこのへんでおしまい!参考になれば幸いですーー!
それではまたねーーー!!
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