学校・教育

「自力でハーバード合格する子」小1からのTO DOリストを公開!

首席で卒業「天才すぎる24歳」の秘密
廣津留 真理 プロフィール

グリットを養い、得意を伸ばす

これからのグローバル時代を生き抜いていくためには、5教科以外の得意を何か身につけておく必要があります。ただし、得意を伸ばすためには、当然時間がかかります。前述の通り、タスクを積み重ねる地道な努力を続けるための「やり抜く力=グリット」を養うためにもTO DOリストは不可欠です。

 

グリットを高めるために有効なのは、少し遠い未来にある中・長期的目標を先に定めてしまうこと。たとえば「○○コンクールに入賞する」「●●の大会で優勝する」「今年は本を200冊読む」など。中・長期的目標が定まったら、いつまでに何をやっておくべきか、という短期的な目標が見えてきます。

そうすれば、今月するべきこと→今週するべきこと→今日するべきこと、と逆算できるでしょう。タスクを小さくブレイクダウンするクセがついてきたら、あとは「今週のタスク」「今日のタスク」をリストアップし、日々クリアしていくだけです。

ウィークリーTO DOリストの一例。英語でも書けば子どもと一緒に英語を学ぶこともできる 『成功する家庭教育 最強の教科書』より

娘がハーバード大学に合格できたのは、子どもの頃からTO DOリストをつける習慣を持っていたからこそ。娘はいまも活用しており、「ハーバードで多忙な学生生活を送りつつ、学業と音楽活動を両立できたのもTO DOリストのおかげ」と語っています。  

お金をかけずに教育することはできる

話が少しそれるようですが、我が子のハーバード合格までにかかった費用を大公開します。

小中校はすべて大分県の公立高校で、塾通いや模試受験などもなかったために、かかった学費は12年間で50万円ほど。

受験勉強は、高2の3学期に突然ハーバード受験を思い立った娘が、それからのわずか10ヵ月で、海外大学受験対策塾なども行かずにすべて自分一人で行っています。

そこで、受験対策と試験の費用は、

①SATというアメリカのセンター試験用の本と、SAT受験料で2万円強。
②英語の試験TOEFL代金2回分4万円強。
③ハーバード大学の受験費用が9千円程度。

しめて約7万円です。

ハーバード大学受験は、アメリカに行かずに、すべてオンラインです。面接もスカイプです。たとえばもし東京の私立大学を何校か受験していたら、受験料だけで10万円以上かかっていたでしょうし、我が家は大分ですから往復の交通費や滞在費をプラスすると、かなりの額になっていたでしょう。

「お金をかけないと教育はできない」ということは、けっしてないのです。必要なのは「自ら学ぶ」環境を親が作ってあげること。TO DOリスト作りは、親が子に真っ先に身につけさせたい習慣といっていいでしょう。

廣津留真理さんが200冊の本を読んで独学で編み出し、すみれさんに実践した家庭教育メソッドを凝縮した本『成功する家庭教育 最強の教科書』。子どもが自ら学びたくなる環境を作ることの大切さや楽しく勉強できる具体的な技を知ることのできる一冊だ。TO DOリストの具体的な作り方も紹介している。

6月23日(土)、東京・文京区にて、廣津留真理さんが、「どんな家庭でも実践できる英語学習法」を伝授する特別公開レッスンを開催。大反響につき残席わずか! 詳細と申し込みはこちらから。

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