北海道の十勝岳で今月5日~10日にかけて、地下の熱水などの動きを示すと考えられる火山性微動が観測されました。そこで本日の天気のあれこれでは、その内容について見ていきたいと思います~
目次
- 1.気象庁は十勝岳 火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号を発表!
- 2.火山性地震は5月29日と6月8日に一時的に増加!!
- 3.噴煙高の高い状態が継続!!
- 4.GNSS連続観測では2006年以降山体浅部の膨張が継続!
- 5.噴火警戒レベルは1が継続!
- 6.噴火警戒レベルのおさらい!
- 7.まとめ
1.気象庁は十勝岳 火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号を発表!
気象庁は本日11日15時15分に十勝岳 火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号を発表しました!!それによりますと、十勝岳では一時的な火山性地震の増加や継続時間の短い火山性微動が観測されているようです。
2.火山性地震は5月29日と6月8日に一時的に増加!!
十勝岳の火山性地震は、5月29日と6月8日に一時的に増加しました。また6月5日~10日にかけて、継続時間が短い火山性微動が5回発生しています。火山性地震や微動は、62-2火口付近の浅い所で発生していると考えられています。
3.噴煙高の高い状態が継続!!
監視カメラによる観測では、62-2火口や振子沢噴気孔群では2015年以降、噴煙高の高い状態が続いています。また、6月6日~7日にかけて実施した現地調査では、62-2火口や振子沢噴気孔群で、昨年秋の観測時に比べて噴気量の増加が認められています。
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4.GNSS連続観測では2006年以降山体浅部の膨張が継続!
GNSS連続観測では、2006年以降、62-2火口直下浅部の膨張を示すと考えられる変動が観測されています。本日、十勝岳は悪天により火口付近の状況は確認できませんが、天候の回復を待って現地調査を行う予定です。
5.噴火警戒レベルは1が継続!
気象庁は十勝岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続したうえで、噴気や熱水などの規模の小さな噴出現象が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
6.噴火警戒レベルのおさらい!
噴火警戒レベルのおさらいをしておきましょう。1~5段階あり、数字が上がっていくほど危険度がアップします。
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮
者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規
制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
十勝岳は今のところ一番下のレベル1ですが、警戒はした方が良さそうですね。
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7.まとめ
気象庁は本日11日15時15分に十勝岳 火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号を発表しました!!北海道の十勝岳で今月5日~10日にかけて、地下の熱水などの動きを示すと考えられる火山性微動が観測されました。気象庁は十勝岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続したうえで、噴気や熱水などの規模の小さな噴出現象が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
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