安倍首相「芸術こそ、まさにダイバーシティだ」

障害者アートを鑑賞、香取慎吾さんらが作品紹介

安倍首相「芸術こそ、まさにダイバーシティだ」

「日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展」を訪れた安倍晋三首相(右)。左隣は香取慎吾さん、左端は竜之介さん=30日午前、東京都港区

 障害者の芸術文化を支援するため日本財団が主催する企画展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」に30日、安倍晋三首相が来場した。首相は展覧会に出展している元SMAPの香取慎吾さんと障害を持つ作家の竜之介さんから作品の紹介を受け、絵に込められた思いや素材について尋ねるなどして作品を鑑賞した。

 同企画展は日本財団のプロジェクト「DIVERSITY IN THE ARTS」の一環で、障害者と現代作家ら23人の作品約500点を展示。多くの人に開かれた展覧会を目指しており、視聴覚に障害を持った人や車いす利用者などの多様なニーズに対応できるよう「ユニバーサルマナー」研修を受けたスタッフが案内している。

 鑑賞を終えた安倍首相は「まさに芸術こそダイバーシティだと思った。多くの人に障害者の方が作り出したこの芸術を鑑賞していただきたい」とコメント。香取さんは「境界線のない、障害者のアーティストの方もたくさん参加している、そんな展覧会に僕の絵を初めて出展させていただいて本当に嬉(うれ)しく思う」と喜びを語った。

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