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PhantomJSの開発が終了しリポジトリがアーカイブ化された

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QtWebKitをベースにしたヘッドレスブラウザであるPhantomJSの開発が終了され、2018年6月2日にリポジトリもアーカイブされました。

ariya/phantomjs

以前にもお伝えしていましたが、PhantomJSはQtWebKitをベースにしていて安定版が利用しているバージョンも古いままでした。
また、新しいバージョンのQtWebKitへアップデートなどを行うベータ版も開発されていましたが、Headless Chromiumが公開されたことや個人でPhantomJSのメンテナンスを続けていくの難しいという問題もあり開発は停止していました。

そのまま非アクティブな状態が続いたためリポジトリもアーカイブする提案がされ、2018年6月2日にリポジトリがアーカイブされました。


PhantomJSは2011年1月23日に公開されました。

JSer.infoではPhantomJSがリリースされた日にPhantomJSを紹介する記事を書いていました。

現在ではChromeとFirefoxそれぞれでヘッドレスモードが公式にサポートされています。

view raw Headless-Browser.md hosted with ❤ by GitHub

ブラウザに同様の機能が実装され開発を終了したものとしては、開発者ツールの元となったFirebugなどがあります。

PhantomJSはSeleniumのような自動テストをはじめ、スクレイピングPrerenderキャプチャやPDF化パフォーマンス分析などさまざまな用途で利用されていました。

PhantomJSはバイナリ1つでヘッドレスなブラウザを動かせることから、CIなどいろいろな環境で手軽にブラウザを実行できるツールとして広い環境で使われ、また実際のブラウザよりも高速に起動できたため自動テストにおいては大きな意味をもっていたと思います。

今回のリポジトリのアーカイブ化でPhantomJSは1つの役目を終えたと言えます。

Thanks to PhantomJS and contributors!

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