06/08 13:08 更新
福岡大空襲から73年を迎えるのを前に、戦時中の暮らしや当時の様子を伝える資料展が、8日から福岡市で始まりました。福岡市天神の福岡市赤煉瓦文化館には、焼夷弾や防空頭巾、戦死公報など、当時の暮らしの様子が判るものから軍用品まで、およそ300点が展示されています。「平和祈念資料展」は福岡県退職教職員協会福岡支会が、「尊い命が奪われた戦争を二度と繰り返さないために」と、死者行方不明者が2千人を超えた1945年6月19日の福岡大空襲の時期に開いていて、今年で9回目です。今年は新たに、抑留されたシベリアから家族へ向けて、検閲のため、すべてカタカナで書かれたはがきや、召集された32歳の男性が書いた遺書、遺言状なども展示されています。資料展は6月10日(日)まで開かれています。(午前10時〜午後7時)