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境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
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番外734 過去からの伝言

 現場に到着する少し前に、迷彩フィールドは纏っている。重力ソナーはフィールドに干渉しないので、そのままソナーを放つと波が広がって――触れた物の形が感覚的に跳ね返ってくる。


 放ったソナーが跳ね返ってくる際の空間の微細な変化を感知、分析して触れた物の形を認識するという、送受信と分析がセットとなった術式で……ヴァルロスが出力だけでなく、能力制御も相当に高度だった事を窺わせる術式だ。


「あの者は……やはり相当な修練を積んだのでしょうな。見た目以上に精緻な技量を要求される術のように見受けられます」


 というのが、術を目にしたオズグリーヴの感想だった。


「修練……。そうですね。彼には色々と理由がありましたから」


 重力操作で飛行するための翼もそうだが、きっちりと能力を制御できなければ扱えない能力だ。

 ヴァルロスは――魔人として目覚めた最初期にナハルビアの王城ごとを吹き飛ばしてしまった事があるから。それを後悔するというよりは……無意味にしない為にも前に向かって行動していたように見えたし、だとするなら二度と同じ失敗をしないように固有能力を研鑽したのだろう。


 ヴァルロスは最初から見据えている物が一貫していたから、その事件が無くても修練を積んでいた、とも思うけれど。


 反応を分析しながら方向と位置を変えて二度、三度と重力ソナーを放つ。ウィズと協力し、仮想空間に森の中の立体図を構築していく。

 森の中にいる動物、魔物等の姿も捉えているな。ソナーで探知した瞬間の……枝から飛び立つ鳥等の姿が、静止画を立体化したかのように仮想空間上に残るというのは、中々分析していても面白いものがあるが。


 何度かソナーを撃っていると――森の中に、地面から飛び出している岩のようなものを見つけた。

 ……これだ。モルギオンの見せてくれた記憶の中で見覚えのある形。全体の3分の2程が土に埋もれているが頂上付近が飛び出している。


 長期間に渡る風雨の浸食から耐えて残っているのは、ネフェリィとモルギオンの残した目印であるからに他ならない。自然石に見えるが、元々この辺は未開の土地であった為に、後からモルギオンの記憶を見たものに伝わる様にと、最初から目印にする為に作られたものだ。


 埋もれたり崩れたりしないようにやや縦方向に伸びたピラミッド状の岩を作り、見えない部分に紋様術式を施して強度を上げたり、魔石を埋め込んで土魔法による形状修復の術が施されているというわけだ。ネフェリィとモルギオンの拠点は――その目印から少し離れた場所にある。モルギオンの記憶を見た者にしか見つけられないようにしているのだ。


「目印の岩を見つけたよ。大分土に埋もれているけれど、頂上付近がまだ地上に見えているみたいだ」

「それは――何よりです」


 そう告げるとグレイスが微笑み、みんなの表情も明るくなる。では、少しだけ移動しよう。甲板から艦橋の操船席に戻り、水晶球に触れてシリウス号を動かしていく。


 目印付近まで来たところで船を停泊させて、みんなで森へ降りる。


「ああ。これですね」


 アシュレイが地面から飛び出している三角形の岩を見て言った。


「確か……ここから進んだところにある岩場が拠点だったわね」


 ステファニアが拠点の方向に視線を送る。


「そうだね。今は埋もれているけれど、大体の位置は分かっている。この辺り一帯の魔物の位置も捕捉しているから、そこだけ気を付けて調査しよう」


 立体模型を作って、先程把握した魔物を反映していく。これで大まかにではあるが警戒すべき方向と、どんな魔物と遭遇する可能性があるのかが分かる。


「ん。これだけ情報があれば大丈夫」

「種類も特定できているものね」


 シーラとイルムヒルトが頷く。ブルムウッド達も模型を見ながらこれはどんな魔物であるとか、情報を積極的に教えてくれる。

 そうだな。飛行型なのか四足の獣型なのかで、見るべきポイントも変わってきたりするが、手元に情報があるし、どんな魔物なのかも情報を貰えるから接近を見逃す事はあるまい。


 そんなわけで少し森を進んでいく。本来なら切り立った崖のある場所だったが、風雨に晒されて崖も崩れたのか、全体的に緩やかな斜面の山というか丘状の地形になっていた。森に埋もれて当時の面影もない。

 地面に触れて魔力を撃ち込み、地中の反応を見る。土に埋もれた岩盤を見つけて、木魔法と土魔法で森の木々や土砂をゴーレムに変えて退かしていく。


 すると――土の中から岩壁が見えてきた。拠点の外壁とも言うべきものだ。

 ネフェリィとモルギオンは魔物との無用な遭遇や戦闘を避ける為に、魔法的に拠点の場所を隠しつつ高台の内側を掘り抜き、拠点を造って生活をしていた。勿論、構造強化等の手段でなるべく長く情報が残せるように工夫していたようではあるが。高台の上の方は拠点化の為の魔法を施していなかったから崩れて埋もれてしまったのだろう。


 そのまま壁伝いにトンネルを掘る様に、土砂をゴーレムに変えて退かしていくと……やがて拠点の入り口に辿り着いた。

 入り口と言っても扉があるわけではない。特徴的な形の石が岩壁にくっついているだけだ。石に触れてマジックサークルを展開、合言葉を唱えてやると岩壁の一部が音を立ててスライドし、拠点に入る為の通路が見えるようになった。


「セラフィナ。崩落の危険性は?」

「んー。少しあるけど、補強してあげれば大丈夫かな?」


 俺の質問に少し小首を傾げるセラフィナである。では――補強しながら中を探索していくか。




 ネフェリィの私室。モルギオンの私室。共同で使っていた居間。厨房と貯蔵庫、植物の栽培部屋とキノコの栽培部屋。物置、風呂、トイレ等……。拠点上方に浮遊宮殿の方向を監視する為の部屋……。


 魔法の照明を飛ばして光源を確保しつつ、一部屋ずつ拠点内部を確認していくが……ネフェリィとモルギオンが手作りした家具は残念な事にすっかり朽ちてしまっている。


 これは家具までは保全する意味がないと二人が判断したから、かな。拠点そのもののように構造強化や維持の為の魔法がかけられていたわけではないようだ。

 だが間取りや家具の配置等は、記憶で見せてもらった通りだ。


 拠点内部で栽培をしていたようだが、魔界の植物は自然光が無くとも育つからだろう。食糧確保の意味合いで、ネフェリィは山菜や野菜、モルギオンは食用のキノコをそれぞれ拠点内で育てていた。それらの植物は後に外にも種が撒かれたりしたようで、環境もあっていたのか、拠点周辺の自生している山菜、野菜類などに少し名残が残っているようだ。


「研究室以外は特に問題ないようね」


 あちこち見て回っていたローズマリーが言った。


「二人も後世に伝言を残すなら研究室にと考えていたようだものね」


 そうだな。ネフェリィの研究成果については拠点地下に残すという事で、知恵の樹には敢えて残さなかったようだ。知恵の樹の記録とこの場所。二つが揃わない限り拠点に立ち入れないし、研究内容の暗号等も解けないようにしてセキュリティの代わりとしたのだろう。


 ネフェリィがモルギオンの為に開発した魔道具類はファンゴノイドに伝わったようだが……モルギオンはネフェリィの事を秘密にしていたからな。研究内容や研究課程の記憶が他者に漏れないようにしていたのは間違いない。


「階段裏の隠し通路も見つけたわ」


 と、ステファニアが階段裏に埋め込まれた魔石を発見してくれた。魔石に触れてコマンドワードを唱えれば、入り口同様下へと続く階段が開く。

 そうして階段を降りていくと――そこには棚に大量の石版を収めたネフェリィの研究室があった。

 後世への伝言の保存の方法として紙や木簡等ではなく、保全の為の術式を施した石版を選んだというわけだ。

 そのネフェリィとモルギオンの選択は正しいもので……こうしてしっかりと俺達に伝言が届いたというわけだ。さて、どんな内容が残っているのやら。


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