急に思い出した。

昔勤めていた某社で、某お偉い女性が、夏を迎えて暑くなってきたということで、
「私麦茶作るから!」
と、率先して麦茶を作り始めた(と言っても麦茶パックを瓶に入れ冷やすだけなのだが)。

スタッフは当然ありがたい気持ちになった。
そこに気を遣ってくれるなんて、嬉しいなぁ。

しかし二週間くらい経って、その女性が急にキレた。
「どうして私ばかりが作らなきゃならないのよ!」

周囲にいたスタッフ一同、みなポカンだった。
ええええ?

僕は「ごっつええ感じ」のキャシー塚本を思い出していた。


それからは麦茶作りは、ベテランスタッフが持ち回りで作るようになったとさ。


なんじゃこれは?


どうも彼女は、自分の善意に毎日感謝されなければ気が済まなかったらしい。
え?いや、それじゃ、何のためにやってたの?

感謝されたいがためにやってたの??


善意は往々にして押し付けられる。あまつさえ、見返りを求められる。
実に不条理な話だが、これが人間なのだ。

善意の押し売りに気を付けよう。
自分がどうしても是が非でも善人でいたいのは解るが、周囲を巻き込むなよ。
ネットでも増えた気がする。


あるいは、「女だから」なのかね?